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第二話

 

 勇者達はいま最終決戦の地、魔王の城の前……門の所にいた。


 ここに来るまでに数々の試練や数多の強敵達を退けてきた勇者達。


 お家を出る頃は剣の扱いも儘ならなかったのに、魔法の使い方も解らなかったのに……よくここまで来れたものだなと、皆、感慨深くなる。


 勇者達は今一度円陣を組み作戦を立てると、勇者を先頭に魔王の城の門に手をかける……



 ……正にその時だった。左右から巨大な何かが一体ずつ、勇者達を挟み込むように襲いかかって来た。


 その何かは勇者達よりも3倍の大きさがあり、身体は鉄で出来ていた。


 巨大な身体を生かし、勇者達を押し潰そうとしてくる奴等の名は……




















































             『あいろんごーれむ』

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