第39匹 カイワレ食べた?
そろそろ思ったより長くなってしまったイルキース編も終わります。
転生編→王国守護者編→イルキース編。
そして、作者のフェチ編→最終章。
の5幕構成になります。(多分)
近況でも書いたけど、水着とか需要的に組み込む必要がありそうなんで一応やりたいです。
(気分による)
「あの、シャルさん。その有機系廃棄物を起こせます?」
「敬語?」
自然と下っ端感が出る。
もはや人間では無い2人に対して、敬語が出るのは仕方ない。
ちなみに有機系廃棄物とは「呪術"解魔"」が使える方の敵の事。
「え〜っと、頚椎はここだったよな?」
男の首元を触り始めたシャルさん。
「あ、あの……シャルさん?何を……。」
「うん?いや、殴ったら起きるかな〜って。」
待て待て、そんなことしたら連綿たる眠りにつくだろ。
「シャルさん、優しく……優しく起こして下さい。」
「優しく?目潰しとか?」
あれ?優しく、ってなんだっけ?
だんだん分からなくなってきた。
「多分、目潰しならOKです。」
「じゃあ、"呼び付け、召し使う 小龍種"」
シャルさんがそう唱えると、3m弱位の小さめの龍が光の粒子を纏いながら現れた。
「なんですか?その龍。」
「これは、小龍だよ。龍車を引いたりする龍。」
なるほど日用的な人間に懐くタイプの龍か……。
色んな場面で使えていいかもな。
「それで、なんで呼んだんですか?」
「目潰し用。」
ぬっ!?
爪エグいぞ?指長いし、ゴツいぞ?
そんなので目潰ししたら脳髄までやられるぞ?
「シャ、シャルさん……それはやり過……。」
その刹那に"ズボォォ!"という音が聞こえた。
龍は細かい動作が難しいらしく、2つの鉤爪は男の鼻腔へと導かれた。
「ぐはぁぁぁ!?」
大量の血とともに鉤爪が向けた鼻からは血の波が押し寄せる。
ってか、死ぬんじゃね?
「な、なんだ?」
「やっと起きたか。」
やっと起きた。
というよりほぼ殺されかけた感じだけど。
「何が……何が目的だ。……こんな事してまで。」
「そりゃ王様に会いに……。」
そっか、そういえば王様に会いに来たんだった。
リアル期間で1ヶ月も放置してたから忘れてた。
「王様?王様の部屋ならマフの研究室の先だ。」
忠誠心を忘れるほどに痛そうだし、今は素直な反応が嬉しい。
「で、マフの研究室ってのはどっち?」
「は?あっちだけど……。」
男は北側を指さした。
なるほど、今ここは、南の端っこの部屋だから……真逆。
くそ遠いやん。
「ロアさん……。壁とか壊せる?」
「壊せるけど、良いの?」
「大丈夫。責任はリコさんに持ってもらうから。」
適当に責任を押し付けつつ、促す。
促されるままに、ロアさんは北側の壁に歩いていった。
「じゃ行くよ。」
シアに壊された後、買い直したらしいペンダントを左手に握りしめた。
と、同時に持っていたパンツを被ったままの変態は床に落下。
そして……
「ほいっ!」
「うわっe5ragj3……!?」
喋れなくなるほどの衝撃波を放って壁を壊した。
壁を1枚……じゃなく8枚ほど一気に。
壁が壊れた時の砂煙が引いて遠くが見えてきた。
「あれ?」
遠くに見えるのは……ミツナ?
じゃあ、ちょっとひとっ走りしてこようかな。
'鮪騎士スタイル'筋肥大ダッシュ!
「いやっほ〜。」
次で40話。
早くイルキース編を終わらせてフェチりたい。
というか、ずっとフェチだって?
そんなことないですよ。
ところで僕があげたカイワレ食べました?




