第37匹 姉妹の絆とマフ
本編短くなってごめんなさい。
なんか最近、眠くて眠くて。
多分コロナですかね。
「ぐすっ……ぐずっ。」
「え、痛かった?」
筋繊維の無くなった体でハグしたあと、ぎゅっとハグし返してくれた。
何か昼ドラみたいな展開が多い気がするけど、その主因がこの美貌じゃなくて浮気性な所じゃないかと思い始めた。
と言うか、浮気性のおじさんとかリアルに最悪じゃん。
「解除」
見計らった様なタイミングで同化を解除したミツナ。
……と、フタナ。
「え……いつから中に居たの?」
「戦い始めた時から。」
てっきり2連戦あって負けたらセーブポイント行きかと……。
FFラスボス展開かと……思ってた。
なるほど、前回ミツナと何か話噛み合ってないと思ったらそういう事か。
つまり、ミツナとフタナは人の体の中で勝手に会議してたのか。
なんて図々しい娘たちだ。
ミツナは両手を腰に当てて大きな胸を張って言った。
「さあ、親不孝の始まりだよ。」
それは、あのババア編が始まる感じのフラグ?
長くなると嫌だから、ざっと紹介位でいいんじゃない?
ババア年表貼って置くとかさ。
「そっか。頑張って〜。」
「頑張ってくる!」
「うん。」
「……。」
「……。」
なんか凄く、"お前は行かんのかい"みたいな視線が突き刺さる。
疲れたし、行かん!
「……。行ってくる〜。」
「行ってら〜。」
後で合流してもいいけどさ。
いいとこ取り的な感じでヒーローは来るもんでしょ。
もちろんタイミング見計らって。
※↓は設定の箇条書きみたいなもんなんで、読みたい人だけでいいです。長いし。ババアだし。
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今から27年前の噺。
小さな漁村に生まれた少女は、村の皆に慕われる村長の一人娘だった。
その錬金の技術は村の内外でも群を抜いていて、齢12の頃には研究に専念するため周りの期待を背負って王都で学舎に入った。
彼女は、いつも座学は誰よりも真面目に取り組み、毎晩 研究に没頭していた。
王都での研究も次第に努力が実りはじめ、卒舎する時点で王都一の実力を身に付けた。
彼女をそこまで高めたのは、高いプライドと周りからの期待だった。
それ故に彼女は村に帰った際に現実逃避を試みて、世界の禁忌の1つ"神界干渉"を行ってしまった。
王都一の頭脳を持つ彼女もその恐ろしさを知らなかった。
"神界干渉"の為に開けたゲートからは神界の高密度の魔力が流れ込み、魔獣がその魔力につられて集まりだした。
気づいた時にはもう遅く、村人の3分の1が魔獣の餌食になり村の建物は粉々に砕けるまで魔獣は止まらないままだった。
彼女は何とか村中の魔獣を倒したものの、その後すぐに村を追い出されました。
禁忌を侵した場合、侵した者、そしてその町村一帯を罰する決まりとなっている。
そのため、漁村は今もその事を隠蔽する為に余所者を泊めることは無い。
彼女……マフは村を追われたあと、隣国"イルキース"の旅団に救われて働いていた。
そこでは、人間に寄せた機械……人造人間と言うよりはどこかホムンクルスに近い者を作る実験をしていた。
そこに王都一のマフが加入したことで、ホムンクルスを生み出すのに成功したイルキース。
しかし、マフは3体目にできたホムンクルス、ミツナにだけ特別な力、"連"が発現しなかった事を嘆いた。
連とは、亜人種にだけ発現する能力の事であり、亜人の証のような能力の1種である。
つまり、皮肉にも人間に一番近いはずのミツナはマフに虐げられる事になった。




