第25匹 俺、死す。
デュエルスタンバイしそうな感じで25話始まります。
「で、ロアさんは?」
「横、横。」
人差し指で、つんつんと推奨年齢恐らく3歳くらいの動きをする。
その指の先にはロアさんが……。
「し、死んでる!?」
「ロアさん、心配し過ぎて………。」
「ロアは殉死してるよ、名誉のな……。」
一体どんな名誉か分からないけど、とりあえずレイズとか覚えてるやついないしな。
「そこのロアとかいう奴は相当のアホだな。」
「まぁ、ロアは大分アホだな。」
「うんうん。めちゃアホっぽいです。」
「確かに。死ぬほどアホ……。」
流石に言いすぎた気がする。
「みんな、寄ってたかって酷い………。」
「ロア、まだ休んでろ。傷が開く……。」
果たして、心配で傷が出来るのかどうかは置いといて瀕死のロアさんは呻くように言い放つ。
「主に心の傷が開く気がする……。」
たった今、全力でコテンパンにした場所だった。
まぁでも、多分大丈夫だな。アホだし。
「てか、ナギちゃん。急に倒れて…心配したよ。」
「誰が、言ってんだか……。」
「てか、そこの奴。ナギちゃんになんて事を……。」
シアは未成年だし、ノーカウントかな?
「記憶、渡しただけよ。」
「記憶?」
「そう。【接触譲渡】って奴。」
簡単にまとめると、自分の体の一部が相手の体に入る事で、様々な物を譲渡できる能力らしい。
「召喚は二枠使うし、これが丁度いいかなって。」
「二枠?」
「知らないの?」
初耳なんだけど、今頃感あるよね。
「能力には近始度ってのがあるの。」
「ほぇ〜。」
「それで、その近始度が高いと枠数が大きくなるの。」
「ほぇ〜。」
「聞く気ある?」
「いや、全く。」
この世界の設定とか覚えるの面倒臭いし、後書きにちょこちょこまとめとくんで。
見たい人だけ見て。ちなみに俺は見ないけど。
「そもそも、お姉さんキャラはそんなにいらないんだけど。」
「大丈夫。あなたはアホキャラよ。」
「ぐぬぬ!」
二言目から「ぐぬぬ!」とか、アホでしかない気もするけど。
てか、大事なこと忘れてた。
この人が呼女なら、俺は……。
「外に倒れてたおっさんは何かやったんですかねぇ?」
「襲ってきたのよ、寝込みを急に。」
なんで、人の体でそんなことやってんだよ。
てか、そもそも誰だよ。
「なんか、自分は女だとか何とか言ってたけど……。」
「え?」
って事は、もしかしてこの体ってその子の……。
なんか、可哀想になってきたぞ。
「ちょっと、トイレに。玄関はどこですか?」
「玄関?」
「そうです。」
「部屋出て右の奥だけど。」
「行ってきます。」
あれから数分が経ってようやく着いたあの場所には、もうおっさんはいなかった。
「え、どこ?」
「あれ?知り合いだったの?」
話しかけてきたのは、知らないおばさんだった。
「みたいな奴です。」
「そっか……。今はもう、火葬場かな〜。」
「ん?」
火葬場って……、燃やしちゃうとこ?
「そうそう、この国は珍しく火葬するからねぇ。」
「それって、いつぐらいに運ばれたんですか?」
「大体……3時間くらい前かな。」
じゃあまだ間に合うかも。せめて、遠かったりしたら。
「火葬場ってどこですか?」
「ここだよ。」
「え?」
右側の建物を見ると、しっかり書いてあった。
「ク、火葬場……」
終わった。
俺の本体、体の主死す。
<設定>
知らなくていいやつです。
能力は6つの「始祖能力」から、分岐して出来ています。
始祖能力─能力1─能力2─能力3─……
能力が始祖能力に近いほど出来ることが多くなります。
使い続けると、能力は進化していき始祖能力に近づいていきます。
例【下着限定裁縫能力】→【裁縫能力】




