第12匹 ここが実はゼロ話であります。
手鏡に反射された光線は一直線上に、女の子の所へ向かっていく飛んでいく。
「奇術"連光軸・放"」
言うのと、同時に光は粒子になって消えた。
「危ないなぁ。気をつけてよ!」
「あぁ、すまない。シア。」
果たして、竜人が悪いのかどうかは分からないけど優しそうな竜人は謝る。
あの子はシアちゃんって言うんだな。
よしよし、名前はわかった。
「シア、戦おうぜ。外で。」
面倒臭い方の対応である。
主人公がやることじゃないけど。
「寒くないの?その格好で。」
「逆に、暑くないのか?その格好で。」
下着と厚着の意地の張り合い。
とかは、結構どうでもよかった。
「猫技CP」
「うっ……。奇術"不連針"」
急に針が飛んできて、肩に刺さった。
「にゃぁ〜!!」
ナギの体からミツナが分離する。
一体どういうシステム?
そういや、ミツナ居たな。
「ミツナぁ。いってらぁ〜。」
「ほ〜い。」
なんか素直だな。
シアの足止めしている間に、光線出すやつ倒して欲しい。
「さぁ、戦おうっ………高……。」
足がすくむ高さだった。
下は200mぐらいはあるかな。東京スカイツリーよりは低いけど。
「し、しゃあ……たたた……戦おう!」
「怖がってるの?可愛いね。」
「こ、怖がってなくてもか、可愛い……だろ。」
今までは、円柱状の建物の上に少し突出した、小さな円柱みたいな場所にいた。
その外なので、一歩間違えば下に……ベチャッだ。
「へへぇ、かぁーわいい!」
「まじかよ。」
来たぜデレ子。このシチュが俺の夢だった。
……気がする。
「部分変化筋肉・カジキ」
何故か常駐しているミツナの声。
一体どう言う仕組みで?
「奇術"不連針・穿"」
大きな針が、手のひらから出ている。
「なにそれ。」
とか言えないのは、わかっているけど。一応。
「ナギちゃんの真似だよ。」
「へぇ、形からはいるタイプ?」
「正解。おめでとう。プレゼントだよ!奇術"一突き"」
「うわっ!」
急に間合いを詰めて、手の針で突いてきた。
「外したか、じゃあもういっちょ。」
2発目は完全に殺しに来てたけど、何とかカジキで払う。
しかし、払った瞬間にカジキは消滅する。
「なんだよ。そっちの方がチートじゃん。」
「【分解】してるんだよ。この針で。」
どうやってか、勝つ方法はないかな。
勝手に自爆とかしてくれたら楽なんだけどな。
「うわっ……わわわっ!?」
「え?」
勝手に足をすべらて落ちていった。
異常に楽な、ボス戦だった。
「うわああぁぁ……!?」
……楽だった。
───ナギちゃんの真似だよ。────
頭の中で声が響く。可愛かったな……。
「やっぱ、ダメだぁぁ。」
俺は、飛び降りてしまった。
マクロ筋で体が重くなったこの体は、なんならシアを抜いてしまうほど早く落ちた。
やべぇ、どうする異世界チート!
なんも考えてなかった。着地、どうする!?
着地……マットとかの代わりがあれば。
マット?
「【下着限定裁縫能力Ⅳ】!!」
とてつもなく大きなふわふわ下着を何十枚と遠い地面に積み上げた。
「うわぁぁ〜〜!……うっ。」
「うっ!」
しっかり着地することが出来た。
意外と使いどころがあったせいで、序盤から期待値を軽く越している。
「うはぁ、死ぬかと思った。」
「ナギちゃん……。ありがとう。」
そう言って、安堵の表情を浮かべるシア。
「いいよ。でもさシア……跨らないで。」
彼女は何故か跨っていた。
ここから、まさかの波乱展開とGLに死ねるなら本望スタイルの方々との話……
まとめるならば、お姉さんズラブが始まろうとは、凪は知らなかった。
偽りの牢獄[運命の始まり&ロイド]
フィッツ・カルローネ 元帥 著
使い古された軍政割拠の時代もそろそろ幕を下ろす。
その為の戦いが始まったのだ。
次からはほんとにここ、埋めます。
ごめんなさい。元帥の話を書きます。
需要なんて知りません。




