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日常、あるいは……  作者: ラインズベルト
全ての始まり編
5/7

救出作戦

「よし、第八小隊集合しろ。作戦を説明する」


第八小隊のメンバーは直ちに小隊長の元へ集まった。


「これから川名製薬会社に乗り込み生存者を救出する。俺達の役目は先陣を切ることだ。今回はアメリカ軍も参加してくれる。何か質問は?よし行くぞ」


第八小隊は出発した。それに続いてアメリカ軍も出発していった。


―――――――――――――――――――――――――


「団体さんのお出ましだ!!」


「撃て!」


小隊長の一言で分隊のメンバーは次々に64式小銃を撃っていく。 奴等は多いが確実に数は減っていた。


『こちら本部から第八小隊へ。奴等を町に封じ込めた。生存者を救出したら町を一掃する。速やかに作戦を遂行せよ』


「聞いたな?行くぞ!」


第八小隊隊員達は意気揚々と進軍する。奴等は次々に死んでゆく。しばらくして、製薬会社が見えてきた。


「敵多数!!」


「撃て!やつらの頭を撃ち抜け!」


隊員達は数分でエントランスを占領した。エントランスの敵の中には警備隊のメンバーもいた。


「手綱、か」


血があまり付着していないやつらの一人は手綱というらしい。


「よーし、別れるぞ」


小隊長からいくつかのチームを分けられ、それぞれ進んで行く。


―――――――――――――――――――――――――


「各員、報告しろ」


小隊長の指示で、それぞれが通信をいれ、報告をしていく。


『オフィスには死体以外はありません』


『警備室にて、生存者数名を保護しました。これからエントランスに向かいます』


警備室にいた生存者は救出できたらしい。他の生存者の報告はいまだに無いが、活動は続いている。


「あ"あ"あ"」


「「「っ!」」」


バァン!バァン!


散弾銃特有の音とともに数体いた奴等が次々に撃ち殺されていく。


「怪我は、無いようだな。名前は?」


どうやら警備員らしい彼を小隊長が確認をとり、感染の危険は無いことを確認する。


「立花だ」


小隊長は他の隊員に通信を入れ、指示を出した。そのあと、立花に向き合った。


「他の生存者は?」


「わからない。それに急いで逃げよう!化け物が来るぞ!」


「化け物?」


小隊長はすかさず聞いた。他の隊員もよくわからないといった表情をしている。立花は慌てた様子ではないが疲労した様子がうかがえる。


「刀を持った化け物だ。あいつは、ヤバイ!」


立花がどんどん焦っていく。小隊長は1人に立花の護衛を任せて、立花いう化け物の捜索を開始した。そしてそれは、すぐに見つかる。


「こいつか、化け物ってのは。ヤバそうな奴だな」


化け物は刀を振りかぶり、走ってきた。隊員は慌てることなく手にしている64式小銃を撃つ。


バババン!バババン!バババン!


「嘘だろ……?ゲームじゃねんだぞ……」


何十何百と撃ち込んだのに、奴は倒れない。しかもかなりの弾は切り落とされてしまった。隊員は焦りを募らせていく。


「クソッ!」


ズバッ!


1人の隊員が首を跳ねられた。他の隊員達は怖じ気づき、すでに戦闘どころではなくなった。


「し、小隊長!このままじゃ全滅してしまいます!」


「クソッ!若狭!指揮を委譲する、隊を率いて撤退しろ!」


「小隊長!?」


「行けっ!!」


若狭は隊員隊を連れて退却を始めた。小隊長は覚悟を決め、小銃を構えた。


―――――――――――――――――――――――――


「!自衛隊だ!」


「やっと、助かったんだな……」


「ふぅ……」


3人はしっかりと、確実に自衛隊に近づいていく。


「生存者だ!」


「医療班を呼べ!」


「よく、生きていてくれた……!」


3人は自衛隊に誘導され、医療班の元へ歩いた。

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