登場人物紹介その2
本日2話連続更新(2話目)
※これはあくまでも“千鶴さんサイドの”登場人物紹介です。ご注意ください。
・チズル
今代の勇者様。これまでどこかゲーム感覚が拭えなかったが、「はじめてのおおかみたいじ事件」以降、ここは紛れもない現実であるという認識、勇者としての自覚が芽生え始める。
かつての日本人転移者、相馬悠斗の記した『賢者の手記』により、魔族の全てが悪ではなく、人との共存を望む者達もいるという“真実”を知り、世界征服を目論む魔王からの彼らの解放、さらには可能ならば魔王との和解を決意することとなる。
エドガーら三人の好意は、相変わらず「過保護だなあ」「仲間想いだなあ」位にしか認識していない。
端から見ればなぜこれで自覚がないのかと、小一時間問い詰めたくなる程度にばればれだったアルスへの恋心は、アルスとその恋人(推定……いや、確定)との逢い引き現場に遭遇してしまったことで、否応なしに自覚させられた。
只今、潔く身を引くための決意と、一緒に旅をしているのは自分だからもしかしたらワンチャンあるかも、という希望的観測とのせめぎ合い中。乙女の恋心とは、かくも御しがたいものであるのか。
・アルス
チズルの想い人。凄腕の冒険者。
普段はとってもクールで無口だけど、妹みたいに気に掛けている女の子、サキちゃんには屈託のない笑顔を見せたり抱っこしてあげたりと、子供好きな一面を持つ。
旅の途中、アルスがカファロ王国出身であること、国許に恋人を残していることが判明する。←new!
・エドガー
エスター王国の第二王子、チズルが好き。
ちゃっかり中庭での逢い引きを習慣化したり、さりげなく会話を誘導して、以前盗み聞きした「月が綺麗」が日本ではどういう意味を持つのか聞き出したりする策士でもある。
チズルを巡るライバルであるキース、レオンとは、抜け駆け禁止の「紳士協定」、さらに「対アルス共同戦線」を結んでいる。
実は魔族は積極的には人類に攻撃を仕掛けて来ていないことを知らされており、その上で王家の威信を効果的、継続的に知らしめるために適当な戦果をもって魔王討伐を切り上げること、勇者の心を射止め王家に繋ぎ止めることを命じられている。
しかし、“真実の愛”に目覚めたことにより、使命に反してでも魔族との完全和解を目指すチズルに従い、命を賭けて彼女を守ることを誓う。
・キース
未来の神官長、チズルが好き。
何でも相談できる“頼れるお兄さん”的立ち位置から攻めていく方針。あまりやり過ぎてもそのポジションから脱け出せなくなる恐れもあるため、絶妙なバランス感覚が求められる。素人にはおすすめできない。
チズルを巡るライバルであるエドガー、レオンとは、抜け駆け禁止の「紳士協定」、さらに「対アルス共同戦線」を結んでいる。
実は勇者パーティーに選抜された際に、本当は“魔族”などという種族は存在せず、魔力が高いだけの人間なのだという神殿の最上層部にのみ伝えられている“真実”を知らされる。そして、“魔族”が人類の敵であり続けるため、神殿の隆盛を保ち続けるために、何としても魔王討伐を“真の意味で”成功させてはならないという厳命を受けている。
しかし、“真実の愛”に目覚めたことにより、使命に反してでも魔族との完全和解を目指すチズルに従い、命を賭けて彼女を守ることを誓う。
・レオン
宮廷魔法使いの若きエース、チズルが好き。
かわいい弟、仲のいい同年代ポジションを獲得、抱きついたり手を繋いだりといった、身体的接触という点では他二人から一歩リードといったところか。
チズルを巡るライバルであるエドガー、キースとは、抜け駆け禁止の「紳士協定」、さらに「対アルス共同戦線」を結んでいる。
塔の魔法使い達は、王家、そして神殿が魔王討伐を成功させる気がないことに薄々気が付いていながらも、勇者召喚に使われる魔石の横領、研究予算確保、王宮での地位確保という、前者二人に比べればわりとしょうもない観点から、それに便乗する派である。
当然レオンも魔王討伐を成功させてはならないという密命を帯びているわけだが、“真実の愛”以下略。
・サキちゃん
アルスが面倒を見ている八歳位の可愛い女の子。アルスの妹は皆の妹。
黒髪、黒い目を持つことから日本人の転移者、あるいはその子供ではないかチズルは疑うが、勘違いだった模様。
アルスに抱っこされたり膝に乗せてもらったり、羨ま……とても微笑ましい光景である。
・クレアさん
美人でカリスマファッションリーダーな腕利き冒険者。アルスが好き。
アルスとパーティーを組んでいるチズルに嫉妬していちゃもんをつけて来たが、「アルスが好きなのか彼の持つステータスが好きなのか」というチズルの問いかけに引き下がる。
その後きっぱりとアルスに振られたという噂が流れ、彼女の熱狂的な信奉者達による報復が計画されるも、エドガー達のガードの堅さ、実はチズルが勇者であったことなどにより実行はされなかった。
・チェシャ猫王子
カファロ王国の第三王子。名前はまだない。
王道な生徒会でいうところのチャラ男会計もしくは小悪魔系庶務タイプ。
できれば勇者を落として自国に取り込めという指示を受けていたが、チズルと取り巻き三人組、アルスの恋模様に、当事者になるより一歩離れたところで引っ掻き回しつつニヤニヤする方が楽しそうだとあっさり職務放棄。
ちなみにどちらかというと、可愛い系より綺麗系、純真無垢よりは物事の裏まできっちり読めるタイプが好み。暗黙の了解のもと腹黒い会話をお互い楽しみたい。案外、数年後のどこぞのお子様あたりがいい線行っているかもしれない。
こういう、してもしなくてもどうでもいい裏話なら書かなくてよくね?と思ったり、お待ちかね、登場人物紹介ですよ~、裏設定満載ですよ~。なんてどや顔する前に本文でちゃんと書けよ、と思ったり。
じゃあなぜ自分でもやってんの、こむるさん。と言われれば、それがテンプレだから……(震え声)と言うしかないのであった(土下座)。




