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勇者サイド登場人物紹介

本日の投稿二話目です。



正直、読み飛ばせばいいと思う。

高垣千鶴 チズル・タカガキ


 日本から勇者として召喚された女子高生、十六歳。

 少し茶色がかった肩甲骨までのふわふわ髪で、黒髪ストレートの友達からは羨ましがられるが、むしろそっちの方が羨ましい。

 どちらかと言うとたれ目ぎみで、童顔に見られがちなのが悩み。

 本人は、自分は平凡な容姿でモテるなど別世界の話だと思っているが、気付いていないだけで学校でも上位の見た目とその明るくて素直な性格からかなりモテていた。

 ただ、周囲の男子が牽制しあっていたのと一部男子による抜け駆け禁止協定、友人女子達による「純粋な千鶴ちゃんを魔の手から守る会」の暗躍により千鶴への告白は阻止され、本人の勘違いに拍車をかける結果となってしまった。





エドガー・なんとかかんとか・エスター


 エスター王国の第二王子、十九歳。

 敬愛する兄をいつの日か隣で支えるため、勉強に剣術に日々努力してきたが、何につけても優秀でそれでいて驕ることのない兄にコンプレックスを抱いていた。

 言葉には出されずとも兄と比較され続けること、常に“完璧”な王族としての振る舞いを要求されることに、本人も気付かないうちに精神的な負担を強いられていたが、素直に彼の努力を認め、エドガーをエドガー個人として見てくれる千鶴の存在に救われる。





キース・なんとかかんとか


 将来の出世を約束された若き神官、二十二歳。

 スラムや孤児の問題に心を砕いてきたが、自分の手の届く範囲の人々だけ救ったところで、それは所詮自己満足の偽善なのではないだろうかと自問自答していた。

 それを知った千鶴に、

「やらない偽善よりもやる偽善です。少なくともその人は助けられたわけだしきっとキースさんに感謝してます。それに、キースさんだけでは国全体には手は届かなくても、同じ志を持つ人達と協力すれば、キースさんに助けられた人が次の人をほんの少しでも助けてあげられれば、きっと、今すぐではなくてもいつか必ず……キースさんの夢は叶うって、わたし信じてます!」

 と言われたことで焦りはなくなった。





レオン・なんとかかんとか


 史上最年少で王宮の魔法使いに抜擢された天才少年、もうすぐ十六歳。早く千鶴の歳に追い付きたい。

 幼い頃から魔法の才能を開花させ、周囲からは期待の目で見られると同時に畏れられた。増大し続ける魔力を本人も持て余し度々暴走させたこともあり、魔法の制御ができるようになるまでは、家族からすら遠巻きにされていた。

 家族の愛に乏しい幼少期を送った体験からか、他人が自分に向ける感情に敏感なところがある。自分に近づく人々は打算と媚び、そして恐怖を笑顔で塗り固めて接してくるのが大半であることに孤独を感じていたが、一切の負の感情なくレオンの才能を称賛し、友人と認めてくれた千鶴にこれまでの哀しみを癒されたように感じた。




アルス


 凄腕の冒険者、年齢たぶんキースさんと同じくらい……?

 魔法で知られているらしいが、剣で戦わせても相当強い。キースさんによるとどこかの国の貴族階級出身の可能性もあるそう。まだまだ謎が多い。





マリア・なんとかかんとかと侍女の皆さん


 千鶴のお世話係。下は十五歳から上は二十歳過ぎまで。

 いまいち自分の容姿について自覚の薄い千鶴を着飾らせたくてたまらない。

 パーティメンバーのうち誰が千鶴の心を射止めるのか興味津々。口説き文句を華麗にスルーしていく千鶴にため息をこぼしつつ、「そんなんじゃだめですってば! もっとこう、ダイレクトに言わなきゃこの方には伝わらないんですって!」と男性陣にエールとダメ出しを行っている。

 ちなみに、「チズル様の恋を見守り隊」会長はマリアさん。

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