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そんなことよりお弁当を食べたい(本音)

ちっとも会話がない(そんなときもあるさ)。




“は”と“が”の使いわけって難しいですよね。主語的な使いかたをされるときの“の”も加わったり“を”と同じように“が”が使われたりして更に大変。

こむるも専門家ではないので偉そうには言えないのですが、「最終的にその文がどこをフォーカスしているか」で使いわけるということだと思っています。


わたしはその犬をなでた。

・その文全体の状態、またはなでたという行為。


わたしがその犬をなでた。

・他でもないわたしが、という主張が強くなる。


みたいな感じ?基本感覚でやってるから説明難しいね。




 面倒なことになった、というのが正直な感想だった。




 指名依頼があるとギルド奥の一室に通されて聞かされたのは、魔王討伐のために召喚された勇者のパーティとして魔の森、そして魔王城に挑んでほしいというもの。


 勇者は平和な世界で生まれ育ったため戦いに慣れておらず、現在王城で剣と魔法の訓練を受けており、そろそろ外に出て実地の訓練に出られそうな段階に入ってきている。本人も意欲的に取り組んでおり、非常に優れた才能を見せている――


 そもそも冒険者になるにあたってエスター王国を選んだのは、もし(本当に万が一)魔王討伐の動きがあったときに情報を得やすいだろうという理由だったからなので、全くもって文句を言うようなことではないはずなのだ。


 ――はずなのだが、どうしても思ってしまう。


 それではサキに会えなくなってしまうではないか、と。


 明日から王城で暮らすようにと言われているので、これまでのように草原に行ったり、ギルド帰りに夕食をサキの家で食べることはできない。


 昼間は勇者たちとの戦闘訓練なるものがあるので、隙を見て会いに行くというのもなかなかできないだろう、ということは、夕食が終わって夜寝る前の与えられた部屋で一人になった時――まさか与えられる客間が一人部屋でないなんてことはないだろう、いや、しかしそんな遅い時間にひとり暮らしの女の子を訪ねるというのは……





 あれこれ思い悩みながら魔法屋敷まで戻ってみると、いつのまにか出入りするようになっていた城の侍女が、サキはタニアに招かれて城にいると教えてくれた。


 最近では、タニアをはじめとする侍女たちにサキが連れ回されている姿が城中で見かけられるようになり、“王の見出だした精霊の子が、近くセニエの家に入る”という噂が広まりつつあるらしい。


 タニアたちに無理に付き合わなくてもいいと言ったら、サキは、庭園の花や城の美術品について教えてもらったり、タニアたちとお茶を飲むときに交わす会話は、とても楽しいしためになると答えた。


 なんだか、着々となにかが進行しているような気がする。とはいえそれは歓迎すべきことのはずなので、だからどうというわけではないのだが。






 今日もサキはきれいなドレスを着て(熾烈な争いが侍女たちの間で繰り広げられた結果、サキのドレスを選ぶ権利は当番制になった、らしい……)満開のバラを這わせたあずま屋でタニアたちとお茶を囲んでいた。


 そんな姿を見られるというだけで、サキがこの城に来るようになってよかったと思う。侍女たちよくやった、いやむしろ自分もドレス選びに参戦したい。


 笑顔で駆け寄ってくるサキをいつものように迎え(人前ではけして“挨拶”を返してくれないのが少し残念である――そういえば、“向こう”はそんなお国柄だったかと思い出す)、急遽追加された席についたまではよかったのだ。






 勇者と行動を共にするようになったと伝え(サキたちはなんともいえない表情をしていた、もしかしたらアルスも同じ顔をしていたかもしれない)、これからしばらくはあまり会えなくなると、申し訳なく思いながらもなんとか口にして――


 予想以上のサキの反応に大いに焦る。


 今でこそ子供の姿をしているが、本来サキは立派に成人した女性であり、歳のわりにずいぶんしっかりしているという周りの評価にそのアンバランスさが表れている。


 だから、今回の話も寂しくは思っても――思ってくれるだろうか、悲しませたくはないのだがその一方でそれくらいに自分のことを思ってほしいという矛盾した感情――比較的落ち着いて話を聞いてくれると考えていたのだ。


 しかし実際はといえば……


 しおしおと萎んでいくサキ、侍女たちの女の子を泣かせるだなんて、という非難の視線、呆れた顔のタニア。アルスはサキをなだめようと言葉を探すがとっさには思い付かず、うろうろと手を動かしながら助けを求めてタニアを見ると、自分で何とかしろと目で言われてしまった。


 結局、国の仕事を効率よく片付けるために場所を提供してほしいと理由をでっち上げ、自分がどれだけサキと一緒にいたいかを訴えることでなんとかサキに笑顔が戻る。


 視界の端で、タニアがよくできましたとアルスにうなずいているのが見えた。


 アルスは、子供の頃からずっと、それこそ次期国王候補としてはじめて城に訪れたその日から自分のことを知っているタニアに頭が上がらないのである。

長くなったので分けます。続きは明日。



無限たけのこ地獄がやっと終わった……

うちの家族たけのこは嫌いじゃないから食べてくれるけど、たくさんは食べてくれないからこむるだけで1日たけのこほぼ一本ペースで食べてたよorz


たけのこをもらう→せっせと食べる→食べ終わる頃にたけのこをまたもらう→次の日別のところからたけのこをもらう→おすそ分けしようと思ったけどどこもたけのこが飽和状態→もうたけのこ見たくない(;つД`)



若竹煮よりは土佐煮派。


食べやすい大きさにスライスしたたけのこを鍋に入れ、3分の1つかるくらいの水と、白だし(めんつゆ可)を入れて←量は適当、砂糖、みりん、しょうゆなどで味を調整して落しぶたをして水気が少なくなるまで煮る。

落しぶたをとり、味見をして薄かったら調味料を足すもしくは汁を煮詰めて、濃かったら煮詰めないもしくは水を足してごまかす。かつお節を入れ全体に混ぜたら出来上り。


・甘味がしっかりしている方がいい人は砂糖も入れよう。そうでない人は入れなくてもいいよ。


・ちゃんとだしをとって、砂糖、みりん、しょうゆで味をつけてももちろんよい。ていうか面倒でないときはこむるもそうする。


・その日のうちに食べきる場合は薄めでもいいけど、大量に作って次の日も食べるという場合は濃い目に味をつけるとよいでしょう。


・だしなんていらないよ!胡麻油とみりんとしょうゆ(と砂糖)で炒めて唐辛子をふってきんぴらにしちゃうよ、めんどくさいし!それもまたよしでしょう。豚肉とか一緒に入れるとさらによいでしょう。


・でも、やっぱりたけのこご飯が一番なんじゃないかな?うん、こむるもそう思う。こむるの家の

具は、鶏肉とにんじん、たけのこと気が向いたら油あげ。


・味噌汁にするときは、かつおベースのだしにするとよいかと思う。普段のだしが昆布とか煮干しなら、かつおの小分けパック一袋を味噌こしに入れてしゃぶしゃぶすると手軽。味噌は甘めがこむるの好み。

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