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(一応)嘘は言っていない

長編の構想はあるけど、最後まで書ききる自信はないし、みんなが読んでくれるかわかんないし~。(/ω・\)チラッ

とりあえず短編にしてみました~♪人気が出たら連載するかも~。(/ω・\)チラッ、チラッ



ランキング入りしました!

要望が多かったので連載化します(/▽\)♪




みたいな流れ、なんなんですかね。ランキングに入る確証がないと連載したくない病ですかね。


とりあえず、“ぼくのかんがえたさいこうにおもしろいおはなし”のハイライトに至るまでの経緯を、殴り書きの箇条書きで羅列して、ちょっと会話と説明があって――これってただのあらすじじゃね?っていう“短編”、面白いんですかね。


最初から連載で読みたいなあとこむるは思います。

 古代、さまざまな自然現象は、創造神が遣わした精霊たちによって引き起こされていると考えられていた。また、火を起こす精霊なら火を、雨を降らせる精霊なら水を、彼らはそれぞれの属性を司っており、彼らから加護を与えられることにより人は魔力を得ると信じられていたのである。


 そしてこの精霊信仰は、人によって魔力の性質や量に差があること、扱う属性の得手不得手があることの説明にも使われていた。すなわち、加護を与える精霊の種類や数の多い少ないのだと。


 しかしソーマ・ユートが提唱した“科学”によって自然現象の原理が解明され、また人の生まれもった魔力の性質や量は、その人が生まれる前、胎内にいた頃の周囲の環境、親から受け継いだ遺伝的な要素――この“遺伝”という、それまでは漠然としてしか知られていなかったものを明確に体系化したのもソーマ・ユートであった――によることが明らかになると、精霊信仰は廃れていくことになる。


 とはいえ、ソーマ・ユート自身が精霊信仰を否定、排斥したわけではなく、当事彼の妻の一人としてギルドと神殿を取り持ったとして知られる女性は、水の精霊を祀る一族の巫女姫であ――(柵の向こうから、食べ頃のさくらんぼを摘みにおいでと呼ぶ声)










 以前注文を受けた、星空を映し出す魔道具が評判を呼んだらしい。うちにも同じものを! という注文がやってくるようになった。

 今回は、全く同じでは芸がないので、最後に我が家の家紋を天井一杯に見せたいとのことだった。


「女の人の横顔が家紋なの? 面白いのね」


 今、サキと職人さんたちの前にはさるお貴族様の家紋が描かれた紙が置かれていた。流れるような長い髪の美しい女性の横顔を、炎を模した意匠が丸く縁取っている。


「ああ、なんでもこの家は代々火を使う魔法使いが多く生まれる家系だそうでよ、火の精霊のご加護を受けてるってんでこんな家紋になったんだとよ」


「ほーぉ、そりゃまた随分古めかしいもんを」


「初代の王様につき従って建国を助けた由緒あるお家柄だって、散々自慢していたぜ」


 ただ星座のように点で繋げるのではなく、点描のように陰影をつけようということになったので、絵心のある一人がうんうん唸っている間に、魔道具のデザインや星の色――家紋は黄色からオレンジがかった色に決まった――などの細かい調整を加えていく。


「そういえばサキちゃん、あれからお城のスカウトは来てないか?」


「もうおじさんったら、わたしみたいなのに来るわけないって。前からそう言ってるのに」


 心配げに以前の話題を蒸し返す職人さんに、サキは苦笑する。


 そこに突然ドアが勢いよく開いて、えんじ色のローブを身につけた中年の男が入ってきた。きんきらの装飾がたくさんついていて目にまぶしい。ついでに、生え際の後退した額もまぶしい。


「ここに魔石を作り出せるサキという者がいると聞いたが、その者はどこに?」


 しんと静まりかえった中、人に命令することに慣れていることをうかがわせる横柄な様子で、男はぐるりと室内を見渡した。

 サキたちは顔を見合わせ、まさかこのタイミングで、と無言の会話を交わす。


「魔法使い様、どうかお待ちください!」


 表で応対していたのだろう、親方のおかみさんがばたばたと追い付いて男に“魔法使い様”と呼びかけた。どうやら――できれば違っていてほしかったが――そのまさかだったようだ。


「サキはわたしですが……」


 サキが立ち上がると、声のしたほうに顔を向けた男の視線がたっぷり五秒はさまよい、最後に下を見て、サキと目が合った。


「……そなたが?」


「はい」


「あの魔法屋敷に住んでいるという?」


「はい」


 サキはうなずく。紺色のリボンでとめたお下げがゆれた。


「いや、だがしかし」


 困惑した男の顔が、うろうろと職人さんたちとサキとの間を行き来する。


「魔法屋敷を解放し魔石まで作れるものが、こんな、子供、だと……」


「あの、魔法使い様」


 そっと男に話しかける。


「もしかして、母をお探しですか?」


 サキみたいな子供ではなく、その母親が魔法を使うのなら、自分の中の常識から外れないのだろう。男の顔色が明るくなった。


「おお、そうか。報告にあったのはそなたの母親のことだったのか」


 調査はもっと正確にとかなんとか文句を言いながら、母親の所在を尋ねられて、サキは申し訳なさそうに答えた。


「あいにく、母は半年ほど前に亡くなりました」


「は――」


「ここには、一人になったわたしを気遣ってくれたご近所さんの紹介で、細々とした雑用をさせてもらっているんです」


 お力になれず申し訳ありませんとうつむく。


「そ、そうか――」


 何となく白けた表情になった男は、それでもどうにか気を取り直して、威厳たっぷりにサキに告げた。


「それは悪いことを聞いたな――しかしよく見ればそなたもなかなかの魔力持ちの様子、精進次第では学園で学ぶことも可能であろう。学園はいかなる身分の者にも門戸は開かれている」


「恐れ入ります」


 うむうむとサキの答えに満足げにうなずき、男は踵を返した。


「邪魔したな」


「あ、魔法使い様!」


 男の後をおかみさんが追いかけていく。去り際、くるりとサキに顔を向けてよくやったと笑いかけるのも忘れない。






 あわただしい足音が聞こえなくなって、それまで詰めていた息を誰ともなく吐き出した。


「サキ坊、やるじゃないか」


 一番年かさのおじさんが、にやりと笑う。


「嘘はついてないわ」


 聞かれもしないのに母のことを持ち出し、母が亡くなったのと魔法屋敷に引っ越した順番をぼかしたり、工房でたいした仕事はしていないと誤解させるような言い方はしたが、とにかく嘘は言っていない。

 すました顔のサキに、職人さんたちがわっと沸く。


「いや、まさか話題に出したとたんにやってくるとはなあ」


「ばっか、お前。お前が話題になんかするからだろうが」


「おー、そうだそうだ。噂をすればなんとやらってやつだ」


「は、俺のせいかよ!?」


 職人さんたちのやり取りにくすくす笑っていると、おじさんが思案げに口を開いた。


「しかし、俺たちが思っていたよりも、城のやつらは本気で魔法使いを集めてやがるみたいだな」


 すると周りも笑いを収め、神妙な顔でうなずく。


「確かになあ。嬢ちゃんのこともろくに調べずに、下っ端なんかじゃないあんな偉そうなやつがやってくるなんてよ」


「何をそんなに焦ってるんだか」


「魔石だって今はなんとか値段は抑えられてるが、まだ城が買い占めを続けるようだといよいよ大変だって話だぞ」


 サキは、アルスとの話で得た予測を詳しく告げることはせず、


「何か大がかりな魔法を使う予定でもあるのかしらね」


 と言うにとどめておいた。


カレーとビーフシチューとピザのお話


我が家では、カレーやビーフシチューを作った次の日によくピザ生地を作ります。

発酵させない生地(むしろトルティーヤだよね、その生地!)のときは普通のピザにするけど、イースト入りのときはよくカルツォーネになります。


生地の材料は、3グラム分包タイプのイーストを一回で使いきれるレシピを採用しています。

強力粉は強気の250グラム。ちゃんとふくらみます。


・打ち粉をして丸く伸ばした生地の真ん中に、少し煮詰めたカレーまたはシチュー(入れすぎ注意!)、ピザ用のチーズをのせる。

・具を包むように生地を半分におりたたむ(このとき、端を少し控えておく)。

縁を上に折り返し、フォークなどで抑える(水をつけて折り返すとよくくっつく)

・230℃に余熱したオーブンで10分ほど焼く。

・食べる(やけど注意!)



ミートソース、豚の角煮、とりの照焼きなど好きなものを包もう!



ピザ生地をしずく型に伸ばしてフライパンで両面焼いて、片面にバターを塗るとナンになるよ!

こむるは甘めが好きなので、砂糖は20グラム入れるよ!

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