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詩*日常から*

秋入日

作者: a i o

手の甲に触れる

風の温度が違った

霞む

木々の色


さみしさの湿度が

増していく

うたはアルト

君の影が薄くなって


正体を明かさない

もの哀しさに

包まれた茜色

(きたる)

諦めに似た夜と

目眩がする程遠い明日


いつか握手を交わした手を

小さく振れば


空っ風を

振り向かせるような

ため息ひとつ


緩和されてゆく熱量

研ぎ澄まされてゆく皮膚


君の熱を知っていた掌が

乾いていく


感傷すら

心変わりをしていくから

君よりも伸びてゆく影


僕はまた


誰も暴かない夕焼けを見ている







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― 新着の感想 ―
[良い点] 秋の寂しさは、来る冬の閉ざされた時間を迎える季節ゆえか、そう感じるように思います。 昨年の九月はそれほど秋々してなかった気がしますが、今年は気温の下がり具合のせいか、肌に感じるようになって…
2015/09/18 08:08 退会済み
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