表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/58

もていけば

 手紙を渡すタイミングとして、卒業式というのはとても良い案だと思う。卒業式に手紙を渡せれば、かなり印象に残るのではないかしら。だけどそれくらいの事は、きっと誰もが思い付く事なのでしょうね。卒業式には告白をする人も多くいるでしょう。制服のボタンだって、争奪戦が発生する筈よ。道長様程の人気者ならば間違え無いわ。

 つまり卒業式には、声を掛ける事すら出来無い状態になると言う事。清少納言さんなら兎も角、私なら近付こうとすら思えない状態になる。絶対よ。その事を考えたら、卒業式ではもう、手紙を渡すには遅いと言う事ね。それ以降は会えなくなってしまうのだから。

 春になってからだと、道長様の方もお忙しくなるだろう。それに卒業生は、三学期に学校へ来るとも限らないし。道長様は真面目な方だけれど、勉強が出来る方でもあるから、学校へ来る必要も無いだろう。友達に会いに学校へ来る、なんてタイプでも無いでしょうし。道長様に会えなくなる事を考えるならば、春では無く冬にラブレターを渡したい。確実に渡す為には確実に彼に会えるを狙う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ