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冬はつとめて

 あれから、道長様とも……清少納言さんともまともに会話を出来ていない。話し掛けてくれる事があったというのに、一方的に私の方で避けているようになってしまっている。自信家ででもそれ以上に優秀で、何もしなくても人が寄り付く美少女で。だからこそ面倒がって自ら他人の元へ赴く事が少ない、人気者で男子の注目の的である清少納言さん。

 そして、男子からも女子からも注目を集めている道長様。毎日のように女子から告白されて、それだけモテているというのに、誰もに認めさせる実力の持ち主なので最早男子からの僻みの声さえ出ない。性格も良く、優しさ故に男子の事さえも魅了してしまっている道長様なのである。


 そんな二人が、私に声を掛けてくれた。そんな二人の声を、私は聞こえないふりをしてしまった。普通ならば、泣いて喜ぶべき人気者の二人なのに。私には、少し遠すぎる二人だったからなのかも、しれないわね……。

 皆に注目される二人が眩しくて、私とは別世界に生きているように感じていた。だから近付いてしまってから、私は怖くなってしまったのかしら。

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