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見ゆるは

 だって二人で外を歩いているその姿を、誰かに目撃でもされたらどうしよう? 私はどんな存在になるのだろうか。きっと、全女子生徒から恨まれるような存在になってしまうに違いない。その他諸々も考慮した結果が、現地集合という選択肢なのである。


「サイトにログインするんだけど、一応どこか向いていて貰ってもいいでしょうか? アドレスは教えてあるからいいんですけど、パスワードを入力しますから。一応、一応お願いします」


 こんな言い方は道長様に失礼だって、よぉく理解している。それでも私は、道長様とは言えども他人を信じ切る事は出来ない。利用しているサイトのホームページを見られると、ただそれだけでも、願わくば避けたいところ。だってそれはつまり、私がいないところでも道長様はアクセス可能となるって事だから。

 自信作だけを持ち寄って、ノートに書いてある作品を見て貰うのは一向に構わない。それでも、テンションで書いた作品とかまで、彼に見られてしまうのは困る。だけどそれが道長様の望む事ならば恥じらう必要もないと、私はすぐログインした。

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