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行くとて

「……どうでしょうか」


 ネットに投稿しているものではなく、ノートに書き記したものを学校に持参して道長様に読んで貰った。わざわざ検索して貰うなんて、道長様に手間を掛けさせることは出来なかったからだ。私の汚い文字で書かれた拙い作品を読んで貰っている時点で、道長様の時間を無駄にしている。それは理解している。

 でも道長様の才能を素直に感じて、近付きたいとか好きだからとかそれ以前に、意見を頂きたいと思ってしまったんだ。彼は芸術を愛する様子だし、芸術を馬鹿にするなと不快に思うかも知れない。でも私は、道長様に認めて貰える芸術的な世界観を描き出す為に、その為にも本人の意見を頂くしかない。


「うん。とても素敵な作品だね。恋愛小説というのはあまり好んで読まないのだが、これならいいと思える。主人公が本当に魅力的で――――」


 聞いていて照れ臭くなってしまうほど、道長様は褒めてくれた。最初は簡単な褒め言葉ばかりだったけれど、そこから詳しく感想を述べてくれて。それらは私にとって為になるものでもあったし、自信も与えてくれた。

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