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雨など降るも

 これは恋と言える物なのだろうか。まあどちらにしても、私は今のこの気持ちを楽しみたいとは思っている。それは確かな事。それと私は、彼と結ばれる事よりも清少納言さんと友達になりたいと。そう感じていた。

 どうせ彼に振られてしまえば、私達友情だって終わってしまう。それでも私は、彼女と友達でいられる期間を大切にしたい。たった一度の恋と考えても可笑しくないから、その仲間は私にとって最高の友となる筈なの。恋も友情も、一方的な想いで終わる。それは少し寂しい、そうは思うけれどね。


 どうやって彼に話し掛ければいいか。清少納言さんと、一言目について熱く討論を重ねた。小説の書き始めを考えているみたいで面白かった。それを友達と相談する事なんてないから、私はこの時間が楽しかった。

 真面目な顔をして悩んでいる清少納言さん。彼女には悪いと思うけれど、つい頬が緩んでしまう。私だって真面目に悩んではいるよ? ラブレターの内容についても仲良くなるきっかけについても、ちゃんと考えてはいる。それでもやっぱり友達と言う存在が嬉しくって……。

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