クールな私?
私は考えているうちに、ベットでスースーねむってしまった。
【性格チェンジ!クールチェンジ!】
私の心の中で、無意識にそう言っていた。
「はあ。よく寝た。学校いくかな。でも、なんで、私服のまま寝てんだ?私。」私はゆっくりと起き上がった。「らら~。早く起きな・・。おきてる!?いつもは、ずっと寝てるのに」お母さんが驚いていたが、私はそんなこと気にしない。「うわっ。なにこれ?」「どうしたの?」「お母さん、黒のシャツない?」「黒って・・・あなたのしゅみじゃないわね。」「あ。あった。」私は、何事もなく、学校にいった。
「おはよ。」私は、すぐに机にむかった。「ららさん、今日はあいさつしにこないの?」りりあは私に聞いてきたみたいだけど、「え?私が?あいさつなんて、一人一人にするもんじゃないし。」「どうしたの?らららしくないよ。」「ああ、すみれ、私はいつもこうだけど・・。」
「ふ~ん、あんたもしかして・・・。」「え?りりあ、何か言った?」私は、今日はなにがちがうのか、さっぱり。
キーンコーンカーンコーン
「ららさん、今日あんたん家にいってもいいかしら?」「別にいいけど。」りりあにそんなこと言われるとは思わなかった。「すごい!らら。りりあから家に行きたいなんて、めっっっったにないから!」「え?そんなに?」私は、りりあがなにをしたいのか。まったくわからなかった。
はあ。りりあそろそろくるかな。
ピンポーン
「はい。一体何?」私は玄関の鍵をあけた。「あんたね!人がくるのに、なんてめんどくさそうにするんじゃないのよ!」「あっ。ごめん。」「まあ、いいわ、今日はあんたをいじめにきたわけじゃないし。」「じゃあ、なにしに。」「自分に違和感を持たないの?」「え?なにが?なにかちがう?」「当然でしょ!昨日は急に帰って、しんぱ・・・いや、なんでもない。」「今。心配って言いかけたよね。」「いってないから!とにかく、探したい物があるのよ。」「探したい物?」「そう、コンパクト。きっとあるはず・・。」「あ。それなら、枕の下にあったけど。急いでたから気にしなかったけど。」「あのね・・。枕のしたにコンパクトがあっておかしいとか、だれがおいたの?とか思わなかったわけ?」りりあが枕の下のコンパクトを出しながら、私に言った。「いや、少しだけ・・。」「やっぱり、あったのね、」りりあは、ポケットから、同じよなコンパクトを出した。私のコンパクトは、中央に星のマーク。でもりりあのはハートマーク。「これってなに?」「本当は、人前で見せたくないけど。」そういって自分のコンパクトをもって頭の上のほうに手を持って行き、こういった。【キュートチェンジ!】
「あ、あの、これがもとの私なの。」「えっ!?」私が見たのは、うつむきで、ツインテールの静かなりりあだった。