事の始まりは・・・
※この作品はフィクションであり実際に起こった出来事ではありません。
もし実際に起こった事件だとしたら即座に爆発させます。
男「あー!今年から俺は晴れて自由の身だー!!」
男友「そいつはよかったな!大学生活エンジョイしてこいよ!」
男「お前こそ彼女作れよ!」
男友「余計なお世話だ!」
男友「ところでよ、お前明日から一人暮らしするんだって?」
男「おーそうそう。○○区のアパートに住もうと思ってんだー」
男友「○○区か~。いいね、そこじゃあ不便ないね、でもお高いんでしょ?」
男「ところがどっこい格安です!たしか月3000円だったような・・・」
男友「やっっす!!なんでそんな安いの怖い。お前何か見落としてたりしない?」
男「見落とす?何をだよww」
男友「例えばほら・・・日当たり悪いだの・・・それじゃあ3000にはならんか
あと・・・ほら!治安が悪いとか、トイレないとか。0一個見落として
じつは30000円だったとかさぁ」
男「あー、だいじょうぶだZE!その点なら心配いらねーよ。トイレもあるし
治安はわからねーけど日当たりは気にしねーから大丈夫」グッジョブ!
男友「その反応だとますます怪しいな・・・」
男「ああ怪しいよ。おれワケアリ物件とかいうやつに住もうとおもう」
男友「・・・」
男「・・・」
男友「正気か?」
男「ま~ここを進めてくる時点で店員さんは正気じゃないよなw」
男友「いやお前のことだよ!!」
男「え?おれ?おれは至って正気だよ!」
男友「正気の沙汰とは思えないんだが・・・」
男「えーwでも住めば平城京ってよく言うじゃん?」
男友「それを言うなら住めば都な?お前の場合住めばお化け屋敷だわ」
男「ムカチン!お前の家の方がきっとお化け屋敷いや、ゴミ屋敷だね!」
男友「ギクッ!ふ・・・ふんお前の家なんかスクラップマウンテンだわ!」
男「なんだとぉ?」
男友「やんのか!?」
男「もういいわ!お前彼女できないね!どうせ出来たとしても貞子のような
くっらあああい女だ絶対に!」
男友「お前に言われたくねーよ!ヤーイお前んちおっばけやーしき!!」
男「・・・ふぅ、争いはよくない、そうだな、ジャンケンで決めよう」サッ・・・
男友「・・・ふっ、いいだろう。この勝負・・・受けてたとう!!」シュウゥゥゥゥ・・・
「「最初はグー!ジャンケンぽい!」」
男「ぐおおおっ!まけたあああっ!!」
男友「お前はいつになってもジャンケンに勝てないんだなw
ほら!さっさとメロンパン買ってこいこのホラーマン!!」
男「誰がホラーマンじゃぁーーーー」ダッダッダッ
~10分後~
男「で、もう引越しの手続きも出しちゃったわけだが・・・
もう後戻りできないんだよ・・・」ゴクゴク
男友「あー、そりゃやばいね・・・ところでその物件のこと
調べたことあんの?」ムシャムシャ
男「そうだなー、たしか女の幽霊が出るとか・・・」
男友「こっわ!それかなりヤバくね?普通さ、声がするとか
耳鳴りするとか、足音するとかそういう間接的なやつじゃん?
でもお前んとこのは、実体が出んのかよ!」モグモグ
男「んー、でも俺はそういうオプション付きで納得してるから
別にいいんだけどさ」
男友「お前・・・最悪死ぬぞ?」
男「幽霊なんぞに殺されてたまるかよ!!」
男友「日を増すごとに痔になっていき1週間もしたら多量出血で死ぬ
呪いに掛かるのに1000ペリカ」
※1ペリカは日本円で1/10円つまり10ペリカでやっと
1円ってことだね!やったね!
男「なにそれこわい」
男友「まぁ・・・せいぜい頑張れよ」
男「おうお前も彼女作れよ!貞子でも俺は応援するぜ!」ジャアナッ!
男友「だから余計なお世話だっつってんだろが!!あと何があろうと
お前んちには遊びに行かねえからな!!」アバヨッ!
男(男友はかなりヤバイって言ってたけどそんなにやばいものなのか・・?)
~しばらくして~
男(やっぱりあんだけいってたんだからやばいのかな・・・取り消そうかな・・)
男(いや、でも俺は将来のことを考えて貯めることにしたんだ!贅沢は敵だ!!)
男(最悪死ぬって言ってたけどどういうことだろう・・・ひっかかるなあ・・・)
男(まさかほんとに死ぬわけないよなぁ、冗談だよな?)
男(そうか!いいことを思いついたぞ!その幽霊とやらと仲良くするんだ!)
男(そうすれば身の保証を確保でき、尚且つ女の子とひとつ屋根の下・・・)
男(フヒヒヒwwそうと決まれば明日が待ち遠しいのうww)ドン!!
?「あいたぁ・・・っっ」ドスッ!!
男「あっ、ごめん大丈夫か?って・・・あれ?」
?「ああーっ!男じゃん!久しぶり!」
男「幼馴染!久しぶりだなあ!お前何してるんだよ」
幼馴染「私はただ買い物に出かけてただけよ、あんたこそ何してんの?」
男「俺はついさっきまで男友と話してたんだよ。」
幼馴染「男友くんと・・・そういえば男!あんた私と同じ
大学に入ったんだって?」
男「情報はえーな!誰から仕入れたんだよ」
幼馴染「男友くんからよ」
男「なるほど、あいつのせいか・・・」
幼馴染「それにしてもあんたが私と同じ大学とはねぇ・・・」
男「・・・なんだよ」
幼馴染「いや、あんた昔っからバカだったじゃん?なのにここらへんじゃ
上の方の大学に受かったんだなーって・・・
いやー、今じゃ私と同じくらいなのかぁ~。時の流れは早いねぇ~」
男「別にお前に負けるのが悔しかったから頑張って勉強したとか・・・
ぜんぜんそんなんじゃねえし・・・」
幼馴染「そうかそうか。あ、男!久しぶりにさ、私の家寄ってく?」
男「・・・・・え?」
幼馴染「・・・あっ、いや、そういうんじゃなくてさ・・・その、
ほら、久しぶりにゆっくり話とかしたいなぁ~って・・・」チラッ
男「・・・いいのか?」
幼馴染「いいのいいの!私ほら!一人暮らしだから遠慮しないで」
男「それってますますまずくないか?」ティロリン♪
幼馴染「あっ・・・いや、その、まぁ男ならいいかなぁ~って///」
男「ん?あ、ごめんメール来てて聞いてなかった、もっかい言ってくんね」
幼馴染「な、なんでもない!それより行くの?」
男「じゃあ、まあお言葉に甘えて寄らせていただくとするかね」
幼馴染「よしっ、そうと決まれば行こう!」
幼馴染(男と2人きりなんて何年ぶりだろう・・・)
幼馴染(高校の時はクラスがちがくてほとんど話さなかったけど・・・)
幼馴染(やっぱ何年変わっても男は男のままでいてくれてちょっと嬉しいかも)
幼馴染(私ったら何考えてるんだろ・・・)カァァッ
男「ん?どうした幼馴染、顔赤いぞ?」
幼馴染「なっ、なんでもないわよ!」
男「変な奴・・・それにしてもこうして2人で歩くのも久しぶりだな。」
幼馴染「そうね、最後に歩いたのって中学の卒業式だったっけ・・・」
男「あー、そうそう!あのときはお前が「男と離れたくないっっ!」って
すごい泣いてて、なかなか帰れなかったんだよな・・・」
幼馴染「ちょっ!だれが「男と離れたくないっっ!」って言った!
私はみんなと離れたくないっていったのよ!」
男「そうかぁ?でも家に帰るときお前は最後に確かに言ったんだぜ?」
幼馴染「きっ、気のせいよバカ!」
幼馴染(・・・あの時のこと覚えててくれてたんだ・・・)
幼馴染(あの時、私は中学が終わると何もかもがなくなっちゃうって
そう思っていた、だから私にとって中学校の卒業式はとても悲しいもの
だった・・・だけど)
幼馴染(こいつは、最後の最後まで私を励ましてくれてた・・・)
幼馴染(たしか「お前はここで終わるような存在じゃない」だっけ・・・)
幼馴染(どこかで聞いたようなセリフをバカみたいに言ってたけど・・・)
幼馴染(私にとってそれは、その言葉はとても心強かった・・・)
幼馴染(多分それのせいか、最後には男と離れたくないように感じたのは)
幼馴染
幼馴染(久しぶりに会ったからかな・・・変なこと考えてるのは)
男「そういえばお前、性格は相変わらずだけどしばらく見ないうちに
ちょっと変わったな」
幼馴染「一言余計だ」
男「なんつーか、女らしくなったっつーか、もっと前はがさつでさ」
幼馴染「わ、私も影で努力してるんですぅ~」
男「うん、でもその割には努力不足っツーか実ってないっツーか・・・
胸部あたりのボリュームが物足りねーっt・・・グハッ」ボカッ
幼馴染「あんたはほんっっとーになんも変わらないわね!
いつまでたっても幼稚で馬鹿でその上スケベ!」カァァッ
男「っくぅ~っ!相変わらず幼馴染の右ストレートは効くなぁ~っ
暴力なところは今も健在か・・・流石です」
幼馴染「うるさいわね~あんたが変なこというからでしょ?」
男「おぉ怖い怖い」
幼馴染「まったく」
男「・・・」
幼馴染「・・・」
男「・・・」
幼馴染「さ、ついたわよ、ここが私の部屋よ」




