表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

No.3 Find secret

2102年7月10日

A.H.G本部



ピンポパンポン



放送前のチャイムがなり、GOLDの声が聞こえてきた。



「諸君、残念な話しがある、聞いてくれ。3日程前に幹部のサンソットが何者かによって殺害された、真相はHUNT PROに探らせる。それより、幹部候補から幹部を決めたいと思う、至急HUNT PRO、幹部は集まってくれ。以上。」




ピンポンパンポン



最初のチャイムとはヤヤ違う音の放送の終わりを告げるチャイムがなった。



しばらくして………



同日

A.H.G本部・休憩室



「トム君。」



GOLDが休憩室のベンチに腰をかけていたトムに声をかけた。



「何ですか?」


トムはGOLDに顔を向ける。


「君に幹部になってもらう、君用の幹部室まで案内する、着いて来い。」


「え?はい。」


トムは少し戸惑いながら返事をし、ベンチから腰をあげた。




同日

A.H.G本部・第三幹部室



「ここが今日から君の部屋だ。」


GOLDは言った。



「わかりました。一つ質問があります、聞いても?」

トムは。


「いいぞ。言ってみろ。」


「なぜ私が幹部に?」



「選ばれたからだ、会議の結果。それだけだ、君の活躍に期待しているぞ。」



そう言うとGOLDは部屋を出た。



「ふぅ」



トムはため息を付くと、大きい机とセットで置いてある椅子に腰をかけ、周りを見回した。



周りには窓は無く、コンクリートに塗装等を施し木に似せた壁が四角い部屋を作っている。



「俺の部屋ね。」



トムはそう言うと、目の前の机の左下にある引き出しの1番上を開けた。


中には何もない。


「何もないのか?」



トムはその引き出しの中に手を入れ探ってみた。するとトムの手に何かがあたった。


「ボタンか?」



トムは顔を部屋の扉に向け誰も来ないことを確認し、ボタンを押した。


すると天井から一枚の紙きれがひらりと落ちてきた。


「なんだ?」


トムは床に落ちた紙を広い、見てみた。



「手紙か?」


トムは小さな声で呟くように読み上げた。



「誰かがこの手紙を呼んでくれるのを待っていた。俺がその時生きているかは知らないし、わからない。だが俺は重要な情報を掴んだ。この手紙を見たならA.H.G壊滅をはかってほしい。GOLDが全ての元凶だったんだ、アメリカブレイクアウトもGOLDとSILVERと呼ばれる奴の計画だったんだ。そしてまた何かを起こそうとしているらしい。信じて貰えないと思う。その時のために証拠を残した。この手紙を手に入れたように、ボタンを押せ、1番下の引き出しの奥にある。」



トムは黙って1番下の引き出しに手を入れた。


「……………!」



ボタンと思われるものがトムの手に当たった。

トムは息を飲みボタンを押した。

するとまた天井から何かが落ちてきた。

こんどは紙ではないなにか黒い塊だった。



「ボイスレコーダーか。」


トムは迷わず再生スイッチを押した。



ザーッ、ザーーーーーー



雑音だけが流れる。



「偽物かとんだイタズラだな。」


トムがそう言って消そうとしたとき、ボイスレコーダーから話し声が聞こえた。



ザーーーッ



GOLDアメリカブレイクアウトは成功…し…が、まだ…わってないのはわか…てるよな?



…あ、わかってるさ。

また、…たらしい計画を立てて…る。アメリカ征服の……の第二歩目となるものさSILVER。



誰にも…らして……らないからな。



まかせろ、A.H.Gにも協力者を…った。しばらくはA.H.Gをうまく使うさ。



さすがだ…。



ザーーーーーーッーーー。



テープが切れた。


「待てよ待てよ待てよ。」


トムは椅子から立ち上がって考える。


「たしかにGOLDの声だ、それにサンソットはマジメで有名だったぐらいだ…………。」


トムは顔をあげた。



「決めた俺はサンソットの意志を受け継ぎA.H.Gを壊滅させる。」



トムはそう決心し部屋を後にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ