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302/304

302話 ダンジョンに到着。

更新遅れました。すみません。


以後、月に2話のペースで更新いたします。

よろしくお願いします。


 

 それからいくつか追加で情報が与えられた。

 行方不明のCランクパーティは『青い翼』というこのロクバーンメの街を拠点として活動しているパーティとのことだ。




 そしてダンジョンだ。

 ダンジョンは街中にはなく、街から徒歩で1時間くらいの距離にあるとのことだ。

 今から行くには消耗品の準備をしてないことから明朝朝一で向かうことになった。




 ■




 翌朝。

 僕たちは朝一番にロクバーンメの街を出た。目的地はもちろん街の東にあるダンジョンだ。

 空はよく晴れているのだが、季節は冬なのでとても寒い。

 ロクバーンメの街はコウ王国でも北側にあるので寒冷な地方だ。だが今年は雪が少ないので移動に困ることはない。




「風が強いとさすがに寒いわね」




「そうだね。僕が住んでいた地方はここまで冷えなかったから、正直キツイよ」




「私は寒いのは苦手ですっ」




「我も得意ではないのう」




「あたいは北国出身だからこれくらいなら大丈夫だけどね。南から来た人には辛いと思うよ」




 時折吹く北風に凍えながら僕たちはそんな会話をしながら歩き続けた。

 そしてなだらかな丘を超えると石造りの門が見えた。その門の向こうの地面に下に続く石段があるのが見えた。




「あそこのようね」




「そうだね。……それにしても冒険者が大勢集まっているね」




 そうだった。

 入口の階段に並ぶように人が集まっているのだ。

 石段の脇には冒険者組合の職員が立っていて交通整理をしているのがわかる。




 そしてダンジョンに到着した僕たちは列の最後尾に並ぶのであった。

 ざっと見て、50人近く順番待ちしているのがわかる。




「時間がかかりそうね」




「まあ、仕方ないよね」




 だが、列は止まることなく進んでいる。

 どうやらダンジョン内部は広くて冒険者たちは、すぐに分散しているようだ。

 そして20分くらい待ったとき、僕たちの順番が来たのであった。




「Bランクパーティの『ひとつの足跡』のみなさんですね。これはダンジョンの地図です。ただし走破されている10階層までしか記載がありませんので注意してください」




 リーダーのエリーゼが冒険者組合の札を見せると職員の人からそう説明があり、地図が渡されたのであった。

 そのとき思ったのだが、チェックは実に緩い。代表のエリーゼ以外の札を確認することをしないのだ。




「なるほど。このチェック態勢だからCランクパーティの『青い翼』は謎の人物たちをダンジョンに入れられたんだね」




「そうですねっ。パーティの人数も確認していませんしねっ」




 僕が独り言のように呟いた言葉にフララランが答えてくれた。どうやらフララランも僕と同じことに気がついたようだ。




 それから僕たちはダンジョンの中へと入った。

 ダンジョンの地下1階が四方が石造りになっており、ダンジョンでよく見かける強く光るヒカリゴケがびっしりと生えていた。そのため内部はかなり明るい。地図が読めるくらいだ。




「……良かったですっ。私の植物精霊魔法が使えますっ」




 ヒカリゴケに手を触れたフララランがそう口にした。

 なるほど。苔が生えているのなら土もあるので、フララランの魔法が使えるのだ。これは僕たちにとって有利な条件だ。




 そしてしばらく僕たちは地図を見ながら歩く。

 通路には冒険者の姿が多く見られ、出現した魔物と戦っている光景が散見できた。




「私たちの目的はもっと下の層だから、素通りするわよ」




「そうだね。地下10階まで『青い翼』の目撃情報はないんだよね」




「なら、さっさと行きましょうっ」




「そうじゃのう。どんどんと進んだ方がよかろう」




「あたいもそう思う。目的はパーティ捜索だからね」




 そんなことで僕たちは戦ったり調査したりしている冒険者たちを横目に素通りし、どんどんと進むのであった。

 幸い、魔物たちと戦うこともなく、僕たちは地下2階へと進むことができた。魔物はぜんぶ他の冒険者たちが戦ってくれていたからだ。

 なので邪魔されることもなく走破することができている。




 地下2階も地下1階同様に冒険者たちでごった返していた。

 通路は相変わらず石造りである。

 そして地下1階と同じく魔物は通路には出現せず、各地にある小部屋の中に現れる。そのため僕たちは戦闘に巻き込まれることなく通過できるのであった。




 そして地下3階、4階、5階と進む。

 やはり冒険者たちの数が多く、そして通路には魔物は現れないため、僕たちは急ぎで通過できるのであった。




「戦闘せずに進んでいるから、だいぶペースが早いわね」




「そうだね。ただ進んでいるだけだから、邪魔されないしね」




 僕たちはそんな軽口を叩きながら進む。

 ダンジョンなので本当は警戒を続けなければならないんだろうけど、通路には魔物は出ない、そして冒険者たちの数が多いので、魔物と出会う条件がないことからこれは仕方のないことだった。




 やがて僕たちは10階へと到着した。

 その間に戦うことはゼロ。

 すべての魔物は小部屋にいたことと、絶えることなく冒険者たちがダンジョン内にいたため戦闘の機会がなかったのだ。




 そしてそれはこの10階層も同じだった。

 四方を石造りになっているヒカリゴケが照らすダンジョン内部。通路には冒険者たちの姿があり、小部屋の中では戦いが行われている。




「この10階層までが攻略されているってことよね?」




「うん。そう聞いているよ。この階層より下はまだ未踏破なんだよね」




「ってことはですっ、この10階層に強力なフロアボスがいるってことですねっ」




「そうじゃのう。そういうことになるんじゃろう」




「あたいもそう思う。この階層にいるボスが強すぎて、これより下の階層にみんな行けないんだと思うよ」




 なるほど。

 地図を見ると10階層の最奥部にボス部屋の記載がある。今までの1階から9階にはフロアボスはいなかった。

 なので最初のフロアボスとなるこの階層のボスがよっぽど強力過ぎて、これより下の階層が未踏破になっているってことだろう。

ロクバーンメのダンジョンに到着したのです。(`・ω・´)∩


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。


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