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夜明けまえー月虹ー

手と手がふれて

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『手と手がふれて』


誰かに生きる意味を

与えてもらいたくて

必要としてもらいたくて

月もない闇夜を渡った

何度も何度も

ぼろぼろになりながら


そしていつしか僕は

悲しい自由の価値を知り

うわべだけの鎧を身に着けた


もろい鎧が崩れそうになるたびに

虚勢を張って見せたりした


だけど君の右手が

僕の左手にふれて

それだけで鎧なんて

いらないと思えた


本当の自由の意味も

知ることができる気がしたんだ


___________________________________

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