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憑依


ピッ…ピッ…ピッ…


何か機械音が聞える。

僕は眠りから覚め、意識が浮上した。


「明日香ちゃん!」


明日香? 誰だ?

人が寝ている傍で大声出すなんて失礼な人だなぁ。

とりあえず誰が騒いでいるのか見てみるとするか。


目を開けると、そこには涙目になってこちらを見ている40代くらいの女性が居た。


「明日香ちゃん!!」


女性はそう言って僕を抱きしめた。

え? ちょっと誰だよあんた。 それに僕は茂だ、人違いだよ。

文句を言おうと思い、ふと気が付く。


(この女性ずいぶん大きいな、めずらしい。)


僕と同じくらいの大きさなので、この女性も190cmも有ることになる。

何はともあれ女性に抱き着かれているのは恥ずかしいので、顔を背けて横を見ると、ドラマの病室に見かける機械が見えた。

その大きさや位置を見て気が付く。視線がずいぶんと低くい!?


(と言うことは、この女性が大きいんじゃなくて、僕が縮んだ!?)


自分の手を見ると、見慣れたゴツゴツした大きな手では無く、細くて小さな女性らしい可愛い手が見えた。


(え!?)


驚き、キョロキョロと周りを見ると、洗面台に鏡が有った。

そこには、抱き着いている女性と、セミロングで黒髪な美少女が驚いた顔をしてこっちを見ていたのだった。


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