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初恋2  作者: りら
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3


エマはその夜なかなか寝られなかった。

鍛えられた身体、傷がありきりっとしたブルーの瞳のため一見怖そうに見えるが、他人を怖がらせないように使う丁寧な言葉遣い、去り際に見た笑み、訓練終了後に服を脱ぎ裸になっていた上半身、脱いだ後にやや崩れた金髪、実際に抱き留められた時の肉厚感、低温ボイスの凛々しいお声・・・



思い出すだけで興奮してしまい、

何度も「きゃー♡」と声をあげてしまったため、侍女のマリーにも注意された。



そしてその後も何度か兄への差し入れを理由に、ロイを見つめに行く日々がはじまった。



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