表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋2  作者: りら
2/16

1


「大丈夫かい。転びそうだったので急に許可なく抱きとめてしまって失礼した。申し訳ない。」

ブルーの瞳の男性が頭を下げる。


ぽーと見つめてしまっていた私は急いでお礼を言った。

「助けていただきましてありがとうございました!」


「怪我がないようでなにより。騎士団に用事があるのですか。誰か呼びましょうか」


「あ、私ロバート伯爵家のエマと申します。兄のカイルに差し入れとをと思いきました。」


「カイルさんだね。今呼んできますのでお待ちください。


「・・・あっ・・あの!」


「?」

ロイは首をかしげた。


「あの・・その・・お名前をお伺いしてもよろしいっでしょうかっ!」


「あぁ失礼。私はローズ辺境伯家のロイと申します。では、おまちくださいねお嬢さん」


微笑み、カイルを呼びに行ってくれたロイの背を見つめていた。

長身で鍛えられた肉体、抱きしめられた時のやや窮屈ながらもそれを上回る心地よさ、きりっとしたブルーの瞳、きりっとまとめ上げていた金髪、古い傷跡がついた凛々しいお顔、・・・


カイルが来るまでエマはポーっとした。



「エマ?エーマー?」



いや、カイルが来てもしばらくポーっとしていた。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ