四季
秋だけ毛並みが違うのは母に秋と言えば何?と訊いたら栗との回答が返ってきたからです。
桜の花びらひらひらひら
春の陽光に照らされて
川のせせらぎゆらゆらゆら
花びらが水面に浮かぶ
真夏の太陽ぎらぎらぎら
海が日光を照らしてきらきらきら
山の紅葉ひらひらひら
秋の木枯らしに吹かれて
紅い絨毯ふかふかふか
雪が降る降るしんしんしん
辺りは静まり返っている
冬の霜降る朝
季節は巡るぐるぐるぐる
春は別れと出会いとはじまりの季節
誰かと出会い誰かと別れそして何かがはじまる
夏は命が輝く季節
植物が動物が生命が一生懸命に生きる季節
秋は栗がおいしい季節
栗ご飯 栗の渋皮煮がほんとにおいしい
冬は破壊と忍従の季節
生命に忍耐を求める試練の季節
そして季節は巡る
破壊と再生と永遠の輪廻
僕らは四季を生きている