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勇者召喚から始まる異世界冒険譚  作者: ディルフ
慎重の章
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5ページ 修行と成長

 今回は短いです、、、


 この世界の神話を聞いた日から1週間が経った。俺達は今、アーラック王国の南西に広がるグロウズ大森林にいる。

 何故、こんな場所にいるかと言うと、タカシとマサヨシの修行の為だ。

 タカシは土魔法を練習してもらっている。土ってほら、なんか植物と相性良さそうじゃん?その次は火魔法をがんばってもらおう。


 マサヨシは魔法とかはまったく練習せずに、俺との戦闘訓練だ。敵の攻撃が飛んでくる前に敵を倒すか、敵の攻撃を受けても問題くらいに鍛えなければならない。


「お、おい!ま、待てよ!それはヤバくねえか??スグル?聞いてる?聞こえてるよな?な?あ……ぁあああ!!!」


 ……今、何か悲鳴が聞こえた気がするけどきっと気のせいだな……。

 ……マサヨシはまだ何か力を隠している……何故だかそんな気がする。何故だろうか…?


 まあ、それは置いといてタカシはやっぱり土魔法と相性がいいみたいだ。どんどん上達している。今後の成長が楽しみだ。


「……2人で来い。そっちの方が修行になるだろ」


 マサヨシが俺に殴りかかってくる。それを俺は弾き、蹴り飛ばす。マサヨシの影に隠れて土が飛んでくる。

 タカシの土魔法だ。飛んできた土は先が尖っていて当たったらまずいだろう。だが……


「甘い」


 ゆっくり観察できる程には余裕がある。これでは当たらない。


「いや……僕の狙いは……」


 ?一体何を―――!?後ろから魔力を感じる!?


「僕の狙いは…こっちだよ」


 さっき飛んできた土から植物が……そうか……さっきの土の中に種を入れて、それでその種を掌握して成長を促したのか……。

 マサヨシは……既に態勢を立て直して向かってきてるな。これまでの訓練じゃ見せてなかったものだ。いやあ…すごいな。


 「火魔法・火纏(かてん)


 俺は纏った火で植物を焼く。そして火魔法の特性の加速を使い、マサヨシの後ろに移動する。マサヨシが気付く前に気絶させ……土魔法を使おうとしているタカシも気絶させる。


「……2人とも成長がはやいな……」


 俺はそう呟き、2人を抱えて王都に戻った。




 俺達3人は冒険者になった。

 冒険者とは、冒険者協会というものに登録して働く者のことだ。まあ、簡単に言えばアルバイトだな。

 それは魔物討伐や薬の材料の採取。要人の護衛、いなくなった猫の捜索、街のゴミ拾いに至るまでをやるのだ。


 あちらの世界では冒険者登録する時には変な奴に絡まれるもんだと聞いていた。それに、俺の生前にそんなものはなかったからな。ちょっと楽しみだったんだ。

 だが、行ってみると…「早死にしない様に気を付けろよ」「困ったら頼ってくれ」「オススメの店を紹介してやろうか?」などなどその他にも沢山の言葉を貰ったのだ。

 はっきり言って、めちゃくちゃ優しかった。

 と、まあ、俺はこの1週間で冒険者ランクをDランクにマサヨシとタカシはEランクまで上げた。

 明日からもまた、金を集めるために頑張ろう。

 読んでいただきありがとう

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