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分裂有能説

生存報告のための投稿

 はい、狩の結果ですが、一匹も狩れてません。

 鳥たちは流石にスライムに突っ込むほど馬鹿ではないし、じゃあ触手で捕まえようとしても、機敏な鳥たちを捕まえる事は厳しく、成果は何一つあげれてない。


 このままでは捕まえるのは一生無理そうだけど、どうしよう。ん?



 その時テイシの下の方から『トプッ』と水に沈むような音がした、何かと下を見れば、緑色の蛇のような魔物がテイシのスライムの体の中に入っていた。

 その魔物は隠密に長けた蛇型の魔物で、隠密の為に基本動かない魔物であった為、テイシの体に呑み込まれたのだ。


 ちなみに、普通逃げてもおかしくは無いのだが、蛇の中では段違いにスピードが遅く、更に呑み込まれるちょっと前まで、睡眠していたので、逃げたくても逃げれなかったのだ。


【ステータスを略奪しました】 【スキル隠密を略奪しました】


 な、なんか知らないが、知らない間に倒した蛇から凄い使えそうなのが手に入ったな、、、何このご都合主義怖い。

 ま、まあ、今は考えても意味ないし、有益なスキルが危険もなしに手に入ったことに喜ぼう。


 それから隠密を発動しながら移動していたら何度かまたあの蛇を呑み込んだ。

 その結果、隠密のLevelは4になり、発動してたら面白いくらいに鳥の魔物が突っ込んできた。


 【スキル遠見、千里眼、狙撃、魔力操作を略奪しました】   【スキル遠見がLv6、狙撃がLv4、魔力操作がLv3になりました】


 手に入れたスキルは魔物『狙撃鳥スナイパーバード』のスキルであり、その名の通り嘴が狙撃銃のように長細く、飛ばすものは鉛ではなく、魔力でできた鋭い針のようなもので、魔力が続く限り撃ち続けれ、さらには、上空からの狙撃なので気ずく事なく死んで行く冒険者が多い。

 スキル千里眼は狙撃鳥の1ランク高い『長距離狙撃鳥』という上位種で、より遠距離で狙撃をする為、千里眼に遠見が進化したのだろう。


 おお!やっと目当てのスキルが手に入ったな、まさか千里眼持ちの魔物も突っ込んで来るとは思いもしななかったが、ありがたい事だな。

 これで、もう遠見系のスキルはもういいだろう、今度は戦闘に使えるスキルを手に入れないと、俺は長生きしていたいからな。


『大丈夫ですよマスター、マスターの種族スライムは不老なので、討伐されない限り死にませんよ。』


 え、まじ?俺って不老なの、これで世界最強になったら自殺するしか死ぬ方法なくなるんじゃね?もしかしたら不老不死になれるかもな!

 まあ、長生きは辛そうだから、そんな長生きしたくないけど。


 さてと、試しに千里眼使ってみようかな、なんでも練習は必要だしな。

『千里眼』

 おお、今は俺を上から見ているようだな、動かすにはっと、意思で自由に動かせるみたいだな。

 しかし、側から見ると俺ってすごい目立つな、結構離れてきたのにまだ見えるよ、そりゃ鳥たちも絶対突っ込まないわけだ。

 てか、このまま大きいままだと討伐されないか?流石にそれは洒落にならないぞ、これはそうそうに分裂しないといけないな。


 お、なんだあれは、人か? 離れていると見えにくいなもっと近づいてみよう。

 、、、!? 人間の死体かあれは、中には猫耳の生えた死体もあるな、、、


『マスターあれはおそらく冒険者ですね、だとするとおかしいですね。 

 この層で冒険者を撃破できるほどの魔物はいないはずですが、そうなると

 深層の魔物に強力な個体が生まれ、その魔物のせいで住処を追われ、浅い層に 

 来たのかもしれないですね。』


 ん?それって俺危なくないか、こんな目立つ歩く木偶の坊のスライムがいたら通行の邪魔という理由だけで殺されかけないぞ。

 これは、早く分裂しないといけないな、分裂したらどうなるかは知らないが、物は試しだろう。


『そうですね、住処を追われた魔物は気が立っており気性が荒くなっているので、殺される

 可能性は高いですね、それと分裂すると最初戸惑うかもしれませんが、落ちついてくださいね。』


 魔物は住処を追い出される際にその強力な魔物に殺されないで逃がされることが多いので、その強力さ故追い出された魔物は恐慌状態に陥っていることが多く、なりふり構わず周りを

 襲い生態系が崩れるので、強力な魔物が現れたら最優先に討伐対が編成される。

 今回の冒険者は暴れまわっていた魔物に運悪くであってしまったのだろう。


 さてと、死なないために分裂をしないとな、分裂すると核が増えるのかな? 

 増えたらやばそうだな、とりあえずやってみるか『分裂』


 スキルを使用したらテイシの本体からスライム一匹分の体液が分裂していき、その分裂した物をよく見ると、核が存在していた。 そして、その分裂したスライムを自由に動かすことが可能のようだ、いわゆる本体をもった分身だ。


 おお、ほんとに分裂したな、どうやら感覚共有が可能だし動かすこともできるな。 

 しかも核が存在しているな、こいつが殺されたら俺も死ぬ、何てことはないよな?

 もしこいつが死んだら俺も死ぬなんてことがあったら無暗に分裂できないぞ、確認したくてもできないしな。


『スキルの詳細確認だったら、確認しなくても私が知っているので大丈夫ですよ。

 説明すると……』


 長かったので省略すると、分身が死んでも、俺は死なない、分身が魔物を倒しても成長はしない。

 分身のステータスはというと、分身をした時点の、俺のステータスをコピーするらしい。

 じゃあ、どうやって分身を強くする方法は、また合体して吸収をし、また分裂すれば、その時点の俺のステータスに強化される、らしい。

 スキルは、こっちで与えるのは決めれるけど、基本的に俺が持っているスキルは、無制限に使えるとのことで、分身が完全略奪吸収を使用したら、分身に行くのではなく、主でる俺にくるらしい、それと同じで、魔物を分身が倒したら、経験値も俺に来る。

 さらに、分身はある程度、というか、意思を持たせる事が可能で、絶対順守の命令をすることが可能で、意思を持たせないで、俺が操作したら、見た目もステータス、中身までもが一緒の身代わりができるってことになる。


 本体の俺が必要なくなるぐらい有能すぎる能力だな、そのうち異世界ニートになりそうだな、いや、まあならないけど。

 でも、俺が動かなくても、分身が手に入れた経験値や完全略奪吸収で略奪したのは、俺に来るんだから本気でニートになりそうだな。

 けどあれだな、省略したはずなのに、この量って相当やばいんだな、このスキル意思のないスライムにあって本当によかったな、この世界の人達よ。

 ま、俺が押しあるスライムになっちゃったから使いまくらないとな、雑魚の代名詞のスライムだからな。


『ニートなマスターはキモイですね、絶対』


 キモくないし!てか、ニートになんかならないし!

 とりあえず確認したい事はしたし、あの例の死体のところに行きますか。



これから不定期に投稿します。

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