プロローグ
強奪系は人やカマキリぐらいしか知らないので似ているものがあったらごめんなさい(。>_<。)
チリリリリリ
朝によく聞くとてもうるさい目覚まし時計が、一つの部屋に木霊する。
ベットからうるさそうに唸りながら目覚まし時計に向かって手が伸びた…が、その手は届きそうで届かなかった。空振りしたその人物はベットから転げ落ち、床に思いきり体を打ちつけた。
「痛て、ふぁぁ~ベットから落ちるなんて今日は不運だな。」
痛そうに背中を擦りながら起き上がったその人は、とても慣れた手つきで学校の制服手をかけ着替えた。
着替え終わったら二階にある自分の部屋を出て階段降り、リビングに行った、そこでは親が、自分より1時間早く起き作ってくれている朝食を先に食べていた。
親の前に朝食が置いてある席に座り、てれびで天気予報などを見ながら食べ始めた。 朝食のメニューは、メインにご飯とお味噌汁、おかずに卵焼きやミートボールがある、そして納豆である。
食べ終えたら、食器をさげカバンを持ち玄関に行き、親に行ってきますと言いながら外に出た。
その際、親は行ってらしゃい、と大きな声をあげながら愛する息子に返事をした。
玄関から出ると玄関前にはある1人の人物がいた、それは、保育園の時からの幼なじみで、今まで一回しか教室が離れたことのない、腐れ縁の親友である
「っよ、おはよう帝翔!今日もだるそうだな!」
帝翔の名前は主人公新城帝翔の名前である
「おはよう、お前はいつも無駄に元気だな。」
元気いっぱいに挨拶してきた暑苦しい親友に、帝翔は苦笑しながら挨拶をした。
彼はいつも大きな声で挨拶しており、近所では迷惑がっているわけではなく、いつも中がいい二人を、微笑ましく眺めていたりする。
「さ、行こうか時間もあんまりないしな」
「おう!」
いつも通りの日常でいつも通りの風景で学校へ向かっていた2人であったが……帝翔はなぜか、彼と会ってから妙な胸騒ぎをしていた。
2人は周りにも2人以外の高校生がちらほらと仲良く登校していたり、一人で登校している姿が見える辺まで駄べりながらやってきた。
しかし、そこで普段通りの風景に突如違う物が現れた、道路を走る大型トラックが蛇行運転をしながらこちらに向かってきていたのだ、とっさに帝翔は運転手を見たが運転手は病気なのか、口から血を流しながら気絶をしていた。
帝翔は隣の親友を逃げるぞという為にとっさに見ると、どうなっているのかわからないのか、いつものような陽気な顔は、驚愕に染まり固まっていた。
その時、帝翔は走馬灯のように時間の流れが遅く感じており何故か逆に焦るどころか冷静でいられた。
帝翔は、時間が周りの時間の流れが遅くても、いつも通りの思考で、二人一緒には逃げれないと思い、隣にいる親友をトラックの進行方向ではない横に思いきり突き飛ばした。
突き飛ばした時、親友はやっと状況が理解できたのか驚愕した顔をして、帝翔を見ていた。 帝翔はその顔が面白くてしょうがなく、そんなに笑うことのない顏が笑いに染まった。
帝翔は最後に親友を助けれたのが嬉しく、笑顔に染まった顔のに涙が一滴流れながら、突っ込んできたトラックに跳ねられた。
「きゃぁぁぁぁ」
周りの人達が騒ぎ出すが親友はただ呆然とと場された反動で尻餅をつきながら、壁にぶつかりやっと止まった、自分を突き飛ばした親友の帝翔を引いたトラックをただ、ただ眺めていた。その顔に涙を流しながら。
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ん…う、ここは何処だ?
帝翔は目覚めるとあたり1面が空も無い永遠と白い場所に寝ていた。
どこだここ?なんでこんな不気味な所に……っは!
そうだ俺はトラックに跳ねられ死んだはず!親友である彼は助かったのかな……
帝翔はとても悲しそうで今でも泣きそうな顔を歪ませながら、今はもう会えない親友のことを考えた。
俺は彼を突き飛ばし、代わりに引かれたはずだ、と言うことはこの不気味な空間はあの世なのか?
「いいや違うぞ、帝翔よ」
突然何も無い空間から、最初からそこにいたかのように、一人の立派な髭を伸ばしたお爺さんが現れた
(誰だこいつ?いつの間にいたんだ…それに違うって何が。)
「わしが誰かじゃと?しいて言うならば人が言うところの、神じゃな。」
普通ならば到底信じられないことを、このお爺さんは在ろう事かまるで、それが普通のことかのように言った。
(今こいつ、俺の考えを読んだ?…って、は?神って言ったかコイツ?)
「しかりわしは神じゃ。」
帝翔はとても困惑していた、目の前の人物が神と名乗ったことに、さらには自分が好んでいる小説、ゲームと同じ展開であることを。
昨日から春休み~
強奪系の主人公何にしようか迷ったんですが、やっぱりスライムですよね!