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怪獣少女のいるところ  作者: 七志野代人
第四章 今に目覚める
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除幕

 ドアはいつも通り、仕入れをしていた。

 早朝からの作業だが、さほど苦には思っていないようだった。

「ふぅ〜、早朝は空気がひんやりしてて、気持ちいいねー」

 重い段ボール箱を店内に運んでいる。

 と、

「…………」

「あれ? ジュラ?」

 見知った少女ごそこにいた。

「どうしたの? あ、ひょっとして、芹沢君が目を覚ましたから、それのお祝いとかかな?」

「…………」

「? ジュラー?」

 少女が顔を上げた。

 何も映していないかのような、虚ろな黒い瞳が、ドアを見つめた。

「――ジュラじゃない⁉」

「…………」

 少女は表情も何も浮かべず、右手を掲げる。

 痛々しい傷だらけの腕。

 その傷口から、光が放たれた。

「な!――」


 刹那、轟音が早朝の空気を引き裂いた。

 さて、タイトルで察せるとおもいますが、ここからは終わりまで一直線です。終わりと言っても、とりあえずの着地点のようなものですが、皆さんにそこまでお付き合いいただけたら、幸いであります。

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