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その町は――
今回モロ説明回ですごめんなさい。
その町は、少し変わっていた。
十数年前、世界中で発見された、少女型巨大怪獣。
その可愛くも驚異的な存在は、世界中に大きな爪痕をのこし、鎮静された。
日本で開発された、ウルティオン弾頭弾。
物理法則を無視できる少女型巨大怪獣の細胞――怪獣細胞に影響し、少女型巨大怪獣を縮小させることができる、対怪獣用兵器。
これにより、怪獣による侵攻は鎮静化。
縮小された少女型巨大怪獣は、一応人間並みの知性はあるとされた。
そこで提案された、ひとつの町に全ての少女型巨大怪獣を住まわせ、そのまま管理するという途方もない(無茶苦茶な)計画。
その計画――怪獣町計画の産物が、その町だった。
故に、この町の住民に一般人――いや、人間は一人も居ない。
俺がこれから住むその町の名は――大怪獣町。
えー、なんか新しいのばっかり書いてる気がしますが、まあ、とりあえず読んでやってください。
……あれ? 今回って読まなくても大丈夫じゃね?