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はじまりのはじまり

見渡す限り空の青。

上を見ても、下を見ても空の青。

三百六十度全てに空が広がっているようにしか見えない果てのない青空が広がる世界。

そんな青い世界を視界全体で捉えながらぽつりと零した。


「……どうしてボクはこんなところにいるのかねぇ」


呟きは誰に聞かれることもなく溜息に乗って落ちていく。




私はこの世界を知っている。

昔、この世界を題材に物語を書いていたのだ。

題名を天魔招来伝。

書き出した文章を全て集めればそれなりの数になるが、きっちり最後まで書いているものは限られていて、思いついたものを適当に書き殴った感が強い作品。


でも、思い入れは強かった。


……それが、何故現実になっているのだろうかと呆然となったのは適当に育ったいまでもはっきりと思い出せる。というより何か起こる度に思い、そんなこともあるさと半ば強引に自分を納得させている日々なのだから記憶が劣化しようもないだけかもしれない。


これは人間だった、何の変哲もない生き物だったものが突然自作の物語の世界で何の因果か天使なんてキラキラしい存在に生まれ変わってしまったお話だ。


はじめの一歩、踏み出した先は?

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