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廻る

作者: 山兎

めぐる』


空気が 空に()れるなら


わたしの吐いた この息が

高い

高い

あの空に

すうっと 届いているのでしょうか


体を巡った この息が

ぷくり ぷくりと

水になり


空で包まれ 雨となり

地に沈んでは 吸い上げられて


そうして

木々や草花の

体の中を 巡るのです


わたしの吐いた この息が

遠い 空に()れるなら


わたしの体を 巡るとき

吸い上げられた

この感情も


遠い

遠い

空へと()れて


くるくる くるくる

世界を (めぐ)


空から落ちて

緑のなかで


ゆらゆら ゆらゆら

癒される


そうして 生きる世界なら


きっと

わたしも

好きでいれると 思うのです


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