表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デスゲームから異世界へ  作者: ていてい
序章 デスゲームの最後
5/10

第五話

すみません。完全に説明回になってしまいました

どうやら作者には文章をまとめる能力が足りない様です(笑)

穴があるかもしれません

矛盾があったら、教えて下さると助かります

ディヤヴォルオンラインにはRPGでお馴染みのスキルが存在する。種類は様々で、武器によって使えるスキルも違った。従来のVRゲームのスキルはステータスの反映と派手なエフェクトが基本だった。使用する場合はスキルを選択したり、スキル名を声に出すなどして発動させ、後は例えば攻撃系のスキルならば敵に攻撃するというものだった。


しかし、ディヤヴォルオンラインには新しくアシストシステムが導入された。それは特定の決まったモーションをするとスキルが発動するというものだった。更にスキルが発動した後はある程度動きを補助し、初心者でもスキルらしいスキルの動きが出来るということで、インターネット上にその様子を移したプロモーションビデオが公開された時の反響は凄まじいものだった。まぁ、デスゲーム化した状況では微妙な感じになってしまったが。


しかし、動きを補助し加速させるアシストシステムが搭載されたスキルはディヤヴォルオンラインで最も重要なものとなった。持っているスキルで勝敗が決まると言っても良いかも知れない。ならば攻撃は全部スキル頼りでいいんじゃないか?という考えになるが、そこまでこのディヤヴォルオンラインは甘くはない。


スキルにはいくつか欠点も存在した。それはスキル使用後の一定時間の硬直化である。この硬直は使ったスキルによって時間が違ってくるが、例外を除けば強いスキルほど硬直時間は長い。長いといっても短くてコンマ五秒、長くても三秒程だ。しかし、これを短いと思ってはいけない。戦闘ではこの数秒が命取りになることもある。だからこそ、通常は普通の攻撃で、止めや重要な場所で使うことが基本だ。


といってもこれは既に解決策がある。それはパーティーを組んだ場合、硬直時間を他の仲間がカバーする事だ。例えばパーティーを二人で組んだ場合、敵を一人が攻撃し、もう一人は待機。そしてスキルを使い硬直化が始まれば待機していたもう一人と交代するという、《チェンジ》と言われるものだ。これにより、ソロプレイヤーや一対一のPvP以外ではこの方法が主流である。


もう一つ欠点がある。これはPvPだけの話だが、モーションで発動するスキルが大まかに分かってしまうという事だ。初心者同士の戦いであればまだしも、上級者同士の戦いであれば、まずモーションで使うスキルがばれる。そしてアシストシステムにより、スキルの動きは殆ど同じになってしまう為、どこから攻撃がくるかまで分かってしまうのだ。これでは折角強いスキルを使っても簡単に避けられてしまう。そしてスキルが終わり硬直化すれば、後は一方的な攻撃を受けて結果、負けという事になる。なのでPvPではスキルが使われることは殆どない。


そして最後にこれが一番重要な欠点なのだが、それはスキルキャンセル時による硬直化だ。スキルは冒頭で説明した通り、アシストシステムにより動きが補助される。しかしこの補助はスキルの意に従わない行動をすると消えてしまう。そして補助が消えるとスキルは失敗、またはキャンセルしたと判断され、硬直化してしまうのだ。

分かりやすく言えば、単発攻撃のスキルなのに二回攻撃使用としたり、一直線に走り抜ける攻撃スキルをジグザグで走ったりすることは出来ないと言うことだ。やってしまえば、スキルはキャンセルされ、硬直化する。


一見厳しい物に感じるが、スキルによる恩恵を考えればちょうど良いのかもしれない。また、スキルの意に従わないと言っても、きっちり動きを強制させられる訳ではない。例えば相手を鋭く突く、というスキルであれば顔を狙おうが、足を狙おうが、問題はない。


では、なぜこれが注意すべき欠点なのかというと、外部からの力によるスキルキャンセルがあるからだ。よくあるのは、スキル中に敵から攻撃を受け、スキルがキャンセルされてしまう事だ。これは特に陥り安い欠点で、これにより命を落としたプレイヤーも少なくはない。


このようにスキルには欠点がある。しかし、スキルを使わずに戦うのは難しく、攻撃力と加速の恩恵は見逃せる物ではなかった。だからこそ、プレイヤー達は生きる為にもスキルを極限まで磨くのだった。




次は魔王との戦いの続きです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ