milk crown
掲載日:2013/08/28
一滴のしずくが落ちていくとき
他に混じるときに
幾つかの雫を弾き上げていく
その雫たちは
落ちて来た一滴のしずくを囲うように
円を作って
まるで 王冠のように見える
それは
一滴のしずくが
周囲に祝福された瞬間であろうか
一滴のしずくが落ちていくと
しずくは潰れて
周囲に散らばる
その光景は
痛みを嘆くようだ
一滴のしずくに色が付いていたなら
それは
他に混じった時に滲んで広がる
時に
受け止めてくれたように色は薄くなり
何も無かったかのようになる
時に
浸食していくように 他を着色していく
巻き込んでいくかのように
一滴のしずくは
癒し であり 毒 である場合もある
あなたは どちらの存在?
わたしは どちらになれる?
静寂を放ち 時は停止する
透き通っていって 消えそうになる
神秘的で幻想的で 眩しくて
わたしは しずくのように
時が過ぎれば蒸発して逝く存在だ
あなたには この世界が綺麗に見える?
あなたの瞳は この世界を儚く捉えているの?
やさしい あたたかさも
痛い冷たさも
全部があなたで
綺麗な唄に見えたかな
可笑しいね
ミルククラウンは瞬時に崩壊するのだ




