魂核のレブル─ガイドブック─

ー神鳴理心流ー

　神鳴理心流とは、神鳴裏流に理即ち魔法を組み合わせて生まれた魔剣術である。

　高速抜刀術と投射魔術を組み合わせた＜射合い＞など精霊魔法特に風属性とその二次属性の雷撃系を得意とし、第七八回剣王杯天覧舞刀会で優勝を攫ったジン・クラウドにより一躍名を馳せた。極意は閃即斬。

・巻乃型

巻き打ちなど上層乃位（上段）の型。

・高乃型

中層乃位（中段）の型。

・層乃型

水平方向（横）に斬撃を放つ。

・積乃型

垂直（縦）に斬撃を放つ。

・乱乃型

乱撃を放つ型。

という五つ型を組み合わせる。

□《筋雲（すじぐも）》

種類：構え

レベル：切紙＝六級

解説：巻刀の型。太刀の棟を上腕部につけ、真向より振下ろすいわゆる巻き打ち。

□《鱗雲（うろこぐも）》

種類：構え

レベル：切紙＝六級

解説：巻積刀の型。いわゆる八相の構え。

□《薄雲（うすぐも）》

種類：構え

レベル：切紙＝六級

解説：巻層刀の型。いわゆる霞上段の構え。

□《雨雲（あまぐも）》

種類：構え

レベル：切紙＝六級

解説：乱層刀の型。雨雲が太陽を隠すように、左半身を突き出し、剣の間合いを隠すいわゆる脇構え。

□《雷雲（かみなりぐも）》

種類：構え

レベル：初伝目録＝五級

解説：積乱刀の型。下層乃位（下段）から徐々に剣を振り上げ、天をつくように、高く掲げる上層乃位（上段）の構え。いわゆる大上段。

□《帆駆（ほか）け》

種類：移動

レベル：門人＝七級

解説：帆柱を立てるように、体の中心軸を真っ直ぐに踵を地面につけたまま、進む歩法。

□《風足（ふうそく）》

種類：移動

レベル：初伝目録＝五級

解説：風精の力を追い風に高速移動する歩法。

□《雷迅（らいじん）》

種類：移動

レベル：初伝目録＝五級

解説：神経細胞を異常興奮させ活動電位速度を高める四肢奮迅（インパルス）で高速移動する歩法。

□《移蝶（いちょう）》

種類：移動

レベル：目録＝四級

解説：銀杏が舞い落ちるように、蝶が舞うように、緩急を交えた捉えどころのない動きで翻弄する歩法。

□《突風（とっぷう）》

種類：攻撃

レベル：切紙＝六級

解説：風足で高速突進しながら突きを放つ剣技。一乃型。

□《山颪（やまおろし）》

種類：攻撃

レベル：切紙＝六級

解説：二乃型。風足で高速突進しながら、垂直斬りを放つ剣技。

□《刃旋風（じんせんぷう）》

種類：攻撃

レベル：初伝目録＝五級

解説：三乃型。右足に重心を移し、右足を軸足として、左足を宙に浮かせながら、一回転し、回転斬りを放つ型。

□《積乱刀（せいらんとう）・上昇斬流（じょうしょうきりゅう）》

種類：攻撃

レベル：初伝目録＝五級

解説：四乃型。逆袈裟に斬り上げ、回転しながら、刃旋風を放ち、更に飛翔垂直斬りを放つ連結剣技。

□《飛廻（ひまわ）り》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：五乃型。刀を背後に回し、勢いをつけて左手で鞘を引きながら、右手で刀を抜き抜刀するいわゆる居合いで回転斬りを放つ。居合い版の刃旋風。

□《朔風払刀（さくふうふっとう）》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：六乃型。朔風乃太刀とも呼ばれる。北風が木の葉を払うように、神速の居合いを放つ。

□《落刃返（おちばがえ）し》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：七乃型。朔風乃太刀から派生した剣技。ふわふわと落ちる落ち葉を斬ったことからこう名付けられた。飛翔垂直斬りを見切る対空剣技。

□《霹靂火（へきれきか）》

種類：攻撃

レベル：切紙＝六級

解説：雷雲の構えから付化焼刃（ヒートソード）を起動し、電光接加（レール）で加速しながら、対象を焼き斬る。八乃型。

□《積乱刀（せきらんとう）・雷鳴閃（らいめいせん）》

種類：攻撃

レベル：切紙＝六級

解説：九乃型。雷雲の構えから電光接加（レール）で加速しながら、Nを描くように、垂直斬りから逆袈裟に斬り上げ、再び垂直斬りを放つ三連撃剣技。ラインエッジ流では折閃（ライトニングエッジ）と呼ぶ。

□《鍔輝（つばき）》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：十乃型。鍔迫り合いの状態から、電刺杖（スタンロッド）を発動させ、電気ショックで隙を作り、引きながら斬る引き技。

□《氣響（ききょう）》

種類：攻撃

レベル：切紙＝六級

解説：十一乃型。雷雲の構えから垂直斬りと共に飛雷針（サンダーニードル）を放つ魔剣技。

□《氣衝突（きつつ）き》

種類：攻撃

レベル：本目録＝三級

解説：十二乃型。神経細胞を異常興奮させ活動電位速度を高める四肢奮迅（インパルス）で小手、胴、顔面の高速突きを三連続で放つ剣技。

□《鬼突（ほおづ）き》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：十三乃型。薄雲の構えから蹴り足の前進力を腰の捻転力に乗せ、肩から腕の腕力を加えながら、電光接加（レール）──前方に展開する強電磁場で、電磁加速し、渾身の諸手突きを繰り出す剣技。

□《飛雁華（ひがんばな）》

種類：攻撃

レベル：初伝目録＝五級

解説：神鳴理心流飛刀技。伝書曰く投擲用短剣（スローイング・タガー）を、電光接加（レール）で、電磁加速して投擲するその姿は、恰も飛ぶ立つ雁の如しとある。

□《積乱刀（せきらんとう）・威下槌（いかづち）》

種類：攻撃

レベル：初伝目録＝五級

解説：十四乃型。威氣翔天（フライング）で空高く飛翔し、落下しながら、叩き斬る剣技。飛翔垂直斬り。

□《威下槌（いかづち）・破》

種類：攻撃

レベル：初伝目録＝五級

解説：十五乃型。威氣翔天（フライング）で空高く飛翔し、落下しながら、斬撃と同時に飛雷針（サンダーニードル）を放つ剣技。

□《威下槌（いかづち）・天》

種類：攻撃

レベル：目録＝四級

解説：十六乃型。威氣翔天（フライング）で空高く飛翔し、落下しながら、斬撃と同時に雷撃鞭（ヴォルトウィップ）を放つ剣技。

□《威下槌（いかづち）・荒》

種類：攻撃

レベル：本目録＝三級

解説：十七乃型。破・天・荒の最上級の昇華剣技。威氣翔天（フライング）で空高く飛翔し、落下しながら、斬撃と同時に轟崩雷落（サンダーストーム）を放つ魔剣技。

□《積氣崩（つみきくず）し》

種類：攻撃

レベル：免許＝二級

解説：霊気（オーラ）エネルギーの入出力路にして発霊器である霊源（チャクラ）の位置を狙い、性器、臍、鳩尾、心臓、喉、額を六連撃で突き、最後に頭頂から正中線に沿って斬り下ろす七連撃剣技。

□《斬響（ざんきょう）》

種類：攻撃

レベル：免許＝二級

解説：神鳴理心流奥義。電光接加（レール）により刀を電磁加速させ、抜き放つ神速の居合い。その速さは響き即ち音さえ斬ると言われ、余りの速さに納刀した後、斬撃が時間差で襲いかかるように錯覚させるという。