ー月心影流ー
人を殺さずに相手を制する心影流の裏流派で、人を殺すために生まれた暗殺剣。
古代語魔法、生霊魔法、暗黒魔法などの魔術要素と剣技を組み合わせ、隠道士や隠者と呼ばれる東方カムト神武皇国独自の魔法使いや盗賊或いは斥候などが得意とする。特に公議隠密と呼ばれる密偵の制式剣技となっている。月が満ち欠けするように、月になぞらえた構えを相手に合わせて変幻自在に取る。
□《朔月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：左半身を突き出し、突き出した肩に隠れるように、刀を後ろへ引くいわゆる脇構えを取る。心影流の＜円＞の構えのこと。基礎の構え。
□《三日月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：いわゆる八相の構え。
□《上弦之月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：上段の構えをこう呼ぶ。上り月。
□《望月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：正眼の構えをこう呼ぶ。相手の目へ切っ先を向ける。
□《合わせ月》
種類：構え
レベル：切紙＝六級
解説：いわゆる印の構え。隠者が印契を結ぶように、正面で垂直に刀を立てる。
□《居待月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：刀を鞘に収め、右手を柄に左手を鞘に添えるいわゆる居合いの構え。
□《臥待月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：いわゆる平正眼の構え。左肩を引き、右足を前に体を開いて半身になる。刀を寝かせるように、傾斜させる構え。
□《下弦之月》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：下段の構えをこう呼ぶ。左足を一歩前に出し、前傾して、下段に構え、攻撃を誘う。下り月。
□《閂》
種類：構え
レベル：門人＝七級
解説：切っ先の峰に左手を添え、両手で頭上高く水平に掲げる構え。
□《月身》
種類：移動
レベル：目録＝四級
解説：氣昇天結の術式により、体内の水分を反念性体として、上向きにした反念性の念力で重力と釣り合わせ浮遊する。浮身と呼ばれる武技を再現し、平地での自由自在の運動性や機動性が、予備動作の無い移動を可能とする。いわゆる軽気功。
□《幻蝶》
種類：移動
レベル：初伝目録＝五級
解説：緩急を織り交ぜながら、狂幻視などを駆使して、敵を幻惑する歩法。
□《朔太刀》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：朔月の構えを取り、後ろに引いた刀が孤を描きながら、上段から真っ正面に振り下ろされる。月の始まりを意味する月立ちから転じた月太刀と呼ばれる剣技の一之太刀。
□《弓張之月》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：弓を放つように、朔太刀の縦の半円軌道から遠心力を乗せた突きへと変化する剣技。月太刀の二之太刀。
□《円月刀》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：月太刀の三之太刀。高速旋回斬りを放つ。
□《伸影》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：初見殺し。朔月の構えから、抜きかけの黒鞘を隠し、そのまま、背後から前方へ鞘ごと黒刀を振り出し、スイングの遠心力と鞘の荷重で、手首をしならせる。しならせた反発力で、鞘を更に抜き、抜いた分だけ間合いを伸ばす。
□《空蝉》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：受け流しを応用し鞘を滑らせ、黒い刀身を抜き放つ変則抜刀技。
□《神薙月》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：遠距離から大きく踏み込んで、薙ぎ払う。斬撃に合わせ、光束氣斬の術式で、霊念波の位相と波長を揃えて収束し、切断性の氣光エネルギーを放つ。月太刀の四之太刀。
□《落月》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：月が沈むように、遠距離から放物線を描きながら飛び上がり、飛翔垂直斬りを放つ剣技。月太刀の五之太刀。
□《残月》
種類：攻撃
レベル：目録＝四級
解説：多重幻像により、自らの分身を前後に重ねながら、攻撃し、間合いと呼吸を狂わせる分身剣技。
□《闇突き》
種類：攻撃
レベル：目録＝四級
解説：暗闇から柄の握りを変え、間合いを変えながら、放つ連続突き。
□《片抜き》
種類：攻撃
レベル：目録＝四級
解説：通常、居合いは、右手で抜きながら、左手で鞘を引くため、両手を使うが、左手片方だけで逆手に持ちながら抜き、居合いを仕掛ける技。不意討ちを仕掛けやすい。
影抜きとは打ち込むと見せて、刃と刃が当たる直前に刀を止め、相手の刀を回って籠手を打つ技である。
□《影抜き》
種類：攻撃
レベル：目録＝四級
解説：刃が当たる寸前で、急に止め、刀を操作して相手の刀の周りを迂回させながら、籠手を切る剣技。
□《崩水月》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：崩身いわゆる当身の技。敵の水月に浸撃の術式を乗せた拳を当てる。
□《逆天蹴月》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：相手に背中を見せ、攻撃を誘い、月面宙返りによる後方月面蹴りを仕掛ける大技。
□《馬脚逆蹴》
種類：攻撃
レベル：切紙＝六級
解説：相手に背中を晒しながら、攻撃を誘い、馬のように、背面に対する後ろ蹴りを放つ。
□《咆月》
種類：攻撃
レベル：目録＝四級
解説：斬撃と共に怨波霊怒を放ち、対象に霊念波障害（吐き気、恐慌、錯乱などの状態異常）を引き起こし、その隙に襲いかかる技。
□《月叢雲剣・悪閃九刀》
種類：攻撃
レベル：免許＝二級
解説：月の終わり月隠りを意味する終之太刀。東方隠者に伝わる秘剣。＜超氣導＞状態で垂直斬りから横薙ぎの十字斬りを四回、最後に薙ぎ祓いを放ち、合計九連撃を九字（臨兵闘者皆陳烈在前）に合わせて、刀で斬る高速乱撃奥義。魔神など幽子的不確定存在と呼ばれ、霊荷を帯びた源子即ちサイオンや霊子で構成される高次元霊離情報生命体用の剣技。
□《月叢雲剣・朧十字》
種類：攻撃
レベル：免許＝二級
解説：月心影流秘奥義。悪閃九刀に一字加え、最後に垂直斬りを放つ五連続十字斬り。加える一字は目的に応じ、破・喝・命 ・水・王 ・大 ・合 ・行 ・勝 ・天 ・鬼 ・一 ・龍 ・虎があり、例えば鬼十字や天十字という風に、朧と代わる。
