ー神聖魔法ー
1〈霊影念話〉
使用意識容量:38
使用系統:神聖魔法投射魔術
レベル:1
解説:意識を集中し、霊念波エネルギーを投射したり、魔力放射により、源子の中心<源子核>の軌道から霊子を放出させる。霊荷を帯びた源子いわゆるサイオンによるこの霊離気体現象を星幽体投射と呼ぶが、浸透し合う肉体から星幽体を霊離し、意識を移した星幽体を霊脳空間を通じて端末例えば脳や魔杖から投影する術式。地脈による地下霊気回路網の聖地を介して、遠距離通信も可能。
2〈迫眼視〉
使用意識容量:12
使用系統:神聖魔法投射魔術
レベル:1
解説:霊脳空間上の分身<星幽体>を肉体から霊離し、遠くへ飛ばすことで、遠隔観測しながら、視覚情報を本体へリアルタイムで送る術式。いわゆる千里眼。暗黒魔法では盗視と呼ぶ。双方向の霊気通信である霊影念話と違い、一方的に観測しかできない。
3〈霊影呪縛〉
使用意識容量:18
使用系統:神聖魔法投射魔術
レベル:1
解説:サイオン(霊荷を帯びた源子)などの荷霊粒子は念力線に沿って螺旋運動を行う性質がある。この性質を利用して、霊離念性体いわゆる悪霊のプラス粒子(源子核)とマイナス粒子(霊子)を捻れながら回転する念場に沿ってかき混ぜることで、霊気的に中性にし、サイオン化即ち霊離現象の発生を封じ込め捕縛する。異次元の霊離生命体だけでなく、肉体から霊離した星幽体を封じ込めることで、催眠状態を誘発し、非殺傷捕縛呪文としても機能する。
4〈防害炎壁〉
使用意識容量:85
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:2
解説:個人が有する人体固有の念気圏で、大気中のエーテルを捉え、霊念波エネルギーで源子を霊離即ちサイオン化させる。すると念気圏内に霊子密度が高い霊離層障壁いわゆる結界が、形成される。霊離層障壁により、霊離念性体<悪霊>や負の霊気信号<雑怨>を含む低周波霊気振動<怨波>を遮蔽する。強制憑依など精神攻撃などに対して有効。
5<鎧念祈天>
使用意識容量:35
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:1
解説:祈りや信仰心を力の源として、念場を前方へ展開する。念場内の対象物の自由霊子が、円運動を起こし、誘導霊流が発生。霊念誘導の法則に基づき、誘導念場が展開中の念場と反対方向に発生し、念場と比例する念力が反発する方向に発生する。この反発する念力即ち反念性の斥力で対象物を跳ね返す不可視の法力障壁を纏う。生霊魔法の氣抗盾と力の源が違うだけで原理は同じ。いわゆる魔法の盾。
6〈破邪圏障〉
使用意識容量:675
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:5
解説:防害炎壁の上級術式。霊離層(星幽界と幽界の狭間にある霊子密度の高い層)と周辺空間を共振することで、対悪魔用の四層の霊離層結界圏を形成する。
7〈反鏡鳴奏〉
使用意識容量:453
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:4
解説:反呪の上級術式。霊念波の位相速度が速く、反射に特化した霊離層障壁で、霊念波に乗せた攻性術式などの命令ごと反射する術式。
8<聖別判定>
使用意識容量:18
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:1
解説:いわゆる除霊の術式。高霊圧を放氣したり、魔力放射することで、大気中のエーテルがエネルギーを吸収し、陽サイオン(プラスの霊荷を帯びた源子)を生成する。霊離即ちサイオン化したエーテルを逆極性の帯霊物体例えば人体や霊的不純物に当て、霊気的に中和・分解することで除霊する。特に人間に対しては、サイオンバランスの乱れによるマイナス思考など過剰な陰サイオンを中和し、霊気治療呪文としても利用される。
9〈聖息圏〉
使用意識容量:266
使用系統:神聖魔法投射魔術
レベル:3
解説:<聖別判定>の上級術式。主に静止した帯霊物を除霊する<聖別判定>に対して、移動する帯霊物体例えば亡者を対象とする。放射した洸子(霊念波)エネルギーをエーテルに吸収させることで、霊離を起こす。サイオン化したエーテルは、霊界方向へ移動し、サイオンの流れ<サイオン風>が発生。強烈なサイオンジェット風が、対象を中心に周辺空間をサイオン化することで、亡者の帯霊レベルを低下させ、無力化する。
10〈覇霊流矢〉
使用意識容量:520
使用系統:神聖魔法投射魔術
レベル:5
解説:念場で霊念波を増幅し、位相と波長を揃えて収束することで、切断性の氣光エネルギーの矢を超高速の魔法の矢として放つ術式。神聖魔法の数少ない物理攻撃術式で、生霊魔法では〈光束氣斬と呼ぶ。
11<包火護>
使用意識容量:45
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:1
解説:いわゆる耐火の術式。祈りや信仰心を力の源として、念場を前方へ展開し、展開中の念場と反対方向に発生する誘導念場の反発する念力即ち反念性の斥力で炎を遮断する。
12<抗聖接手>
使用意識容量:148
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:2
解説:霊離念性体いわゆる精神ウイルスに対して、自己同一性防衛本能に基づく抵抗機能を付加して強制憑移などの精神感染に対する抵抗力を高める術式。
13<鎮聖光加>
使用意識容量:126
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:2
解説:負の霊気信号<雑怨>に対して、正反対即ち逆位相の霊気信号をぶつけ、重ね合わせることで、対象の<雑怨>を打ち消し、精神の鎮静効果を発揮する。
14<奴霊解法>
使用意識容量:386
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:3
解説:異次元の霊離生命体いわゆる悪魔を調伏する祓魔の術式。サイオンのプラス粒子(源子核)とマイナス粒子(霊子)を捻れながら回転する念場に沿ってかき混ぜることで、対象を霊気的に中性にし、サイオン化即ち霊離現象の発生を封じ込め、そのまま元の地獄界や魔界へと強制送還する術式。
15〈天声神護〉
使用意識容量:266
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:3
解説:神界の霊離念性体<天使>を守護天使として、天使の聖唱により念場の振動が、発生する。同じ周波数で共振する受身側の共振回路に伝わることで対象に霊気が流れ、念気共鳴を起こす。魂を共有し、念気共鳴を起こすいわゆる<共神>により、守護天使を代理人として神の加護を得る。高揚感と共に精神力即ち念力と、相互作用する生命力即ち霊気が向上し、攻撃力や防御力などが一時的に高まる。
16〈空全絶護〉
使用意識容量:869
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:6
解説:神界の上位永久活動生命体<天使>を守護天使として、超高魔力のバイオプラズマ封じ込めを行う術式。直線念場式の強い念場を合わせ鏡のように、対にすることで、その間に結界<無限鏡界>を形成し、異次元の狭間に霊離気体生命体特に超高魔力魂核分裂永久活動生命体<魔神>を封じ込める。神界との交神経路を開き、交神するには、死後開く絶対霊感が必要不可欠である。
17<癒魂共神>
使用意識容量:281
使用系統:神聖魔法付加魔術
レベル:3
解説:主物質界と霊離層(星幽界と幽界の狭間にある霊子密度の高い層)の空間を一種の空洞共振器として、主物質界には、恒常的に共振波即ちシャーマン共振波が流れている。対象の霊魂即ち源子核を念場内に入れ、特定周波数のシャーマン共振波を与えると、対象は共鳴し、振動エネルギーを吸収する。念気共鳴により、共神を起こし、怪我による肉体の振動の乱れを元の状態へと調律することで、自然治癒力を爆発的に高める。肉体は体を覆う霊念場即ち幽体や星幽体の形相情報に沿って形成され、自然に元の形(幽体)の姿に戻ろうとする形相記憶効果を利用している。
18〈自動念転写〉
使用意識容量:19
使用系統:神聖魔法召喚魔術
レベル:1
解説:潜手観音で取り込んだ念波映像などをトランス状態で、正確かつ素早く複写する術式。マジックルネッサンス時代、半自律型仮想人工精霊を埋め込んだ自動書機が開発され、呪符の大量印刷などを可能とした。
19〈潜手観音〉
使用意識容量:438
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:4
解説:接触で感染するという感染魔術の概念を利用して、手を触れることで物体に残った微弱な念気記憶いわゆる残留思念を走査、映像化する術式。いわゆるサイコメトリーのこと。犯罪捜査の感識や患部の触診治療或いは自動念転写と併用することで印刷などに利用される。
20〈手観解訳>
使用意識容量:559
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:4
解説:手を触れることで物体に残った微弱な念気記憶いわゆる残留走査を行う。読み取り、大量の対訳用の記憶データを解析することで、統計結果に基づく適した訳し方を割り出し、自動翻訳する。潜手観音の派生術式。
21〈心察所見〉
使用意識容量:22
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:1
解説:人間は地球の大気圏のように、肉体を殼のように霊念場が覆っている。無意識を通じて霊念場と生体形相情報や心理情報のやり取りを行っているのである。人体から放射されたこの微弱な信号いわゆる漏洩霊念波を傍受し、心を読む。いわゆる読心。
22〈占択視〉
使用意識容量:76
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:2
解説:複数の未来予想を立て、そこから最適な行動を予測する術式。絶対霊感を必要とする神霊魔法の占いは啓示と呼ばれるが、この呪文は相対霊感レベルの術式である。
23〈天視〉
使用意識容量:376
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:3
解説:守護天使による衛聖通信ネットワークシステムを通じて遠隔観測を行う。千里眼の上級術式。惑星全域に及ぶ。
24〈宣占布告〉
使用意識容量:487
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:5
解説:絶対霊感を必要とする神霊魔法の術式。星幽界(天界)の最上層〈天国〉の上位魂核融合生命体から強制的に降霊される。自分ではコントロールできない。
25<気施回生>
使用意識容量:511
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:5
解説:幽体の形相記憶効果を利用した再生治療より上位の術式で、霊脳空間にバックアップされている霊魂即ち源子核や霊子など幽子レベルの情報を対象へと降霊し、輸魂即ち霊魂移植による肉体の復元を分子レベルで行う。死後開く絶対霊感が必要とされ、霊魂(イデアル相)を扱う神霊魔法に属する。霊魂を新たな肉体へと降霊する<輸魂転生>の秘儀魔術から派生した。
26<神光呼吸>
使用意識容量:867
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:6
解説:神の息吹で、泥人形が人類の始祖になった聖典に由来する。神から直接霊魂、精神そして肉体へと光の祝福と命の息吹(魂核融合よる膨大なエネルギー)を授かることで人間が本来持つ霊能力を発揮することができる。因果率の操作いわゆる神の奇跡に属する秘儀中の秘儀。奇跡即ち起こり難いことは、情報量が多い。即ち多く情報量を持つ存在が、望む結果(事象)に原因は引き寄せられる。原因と結果の影響力いわゆる万有因力の法則に基づき、あり得ない確率を引き起こすことで、死者蘇生を行う。高司祭以上、神や上位天使などと直接交神する能力<絶対霊感>が必要で、預言者や神託者でなければ使用不可能。
27〈滅義怒炎〉
使用意識容量:1038
使用系統:神聖魔法秘儀魔術
レベル:7
解説:禁約級術式。強制的な魂核融合で膨大な洸子エネルギーを引き起こし対象を焼き尽くす。七日間戦争で使われ、この術式により、上位古代種いわゆる竜や巨人は姿を消したと言われる。大魔導災害時代いわゆる大森林時代をもたらした神話レベルの術式。




