ー三神器守護騎士団ー
□起源
ソフィスト教ニサン法王に属する超国家・超民族武装宗教騎士団〈三神器守護騎士団〉。
三神器守護騎士団は、正式な会憲と会則を持つ騎士聖道会であり、その起源は魔動器時代にまで遡る。
魔法奴隷朝を経て新ギガント巨人連合の名の下に、西方のディオラ・シオン神武大王は、三種神器と魔法奴隷巨像兵士軍団を駆り、泡沫海世界に覇を唱えた。
若くして道半ばで夢破れたディオラ・シオンの死後、三種神器後継者戦争が起き、連合は聖剣朝、聖杯朝、聖杖朝へと分裂。
やがて聖杯朝を継承した不死朝アスカ飛鳥帝国により、泡沫海世界は統一される。
全盛期とうたわれた五天帝の最後の一人レイ石窟帝こそ、ソフィスト教の開祖である。
鉄器時代の先住民族大移動時代を経て、興ったセイン神聖王国の神童王は、開祖の転生者〈転輪聖王〉の証として、三種神器と黄金十二鍵冠を手にした。
その守護の名の下に結成されたのが三神器守護騎士団のはじまりである。
以来、法王の武装解除を狙う聖王により、解散問題から〈聖騎士叙任権闘争〉の原因となったり、幾度の危機に見舞われながらも、連綿とその職務を受け継いで来た。
□編成
法王以外何者の権威にも従わない〈三神器守護騎士団〉は、泡沫海世界の各管区ごとに所領や設備を備えていた。
総長と補佐たる巫女即ち三神姫を頂点に、各国に管区長を置き、厳格な位階制度を持つが、騎士団ごとにその役割は異なっている。
例えば〈聖剣騎士団〉は、純粋な戦闘集団である。
病院騎士団こと〈聖杯騎士団〉は、平時は病院の運営を行い、戦闘時には、治療や補給など後方支援を担当する。
ニサン聖法庁検邪聖省異端審問局とも関わりが深く、法王に直属する〈聖杖騎士団〉は、諜報活動を主に担当する。
┏━聖剣騎士団
法王━━┫
┃ ┗━聖杯騎士団
┃
┗━━━━聖杖騎士団
戦闘時には、聖法庁が任命した団長の下、三つの騎士団が一つになった〈聖櫃騎士団〉として編成される。
┏━聖剣部隊
聖櫃騎士団┫
┃ ┃
┃ ┗━聖杯部隊
┃
┗━━━━━聖杖部隊




