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歴史編ー上位古代語魔法時代ー

【上位古代語魔法時代】

【大巨竜時代】

〈真竜王国時代〉

→太古の昔、今は失われた竜が、地上に海にそして空に君臨した時代があった。


 いわゆる大巨竜時代と呼ばれるこの時代、世界中に〈竜の道〉が張り巡らされ、その要衝には、巨石魔法文明が栄えたという。


 彼ら竜族は、魔神語から派生した竜語魔法ドラゴン・ロアと呼ばれる上位古代語魔法ハイエンシェントを自然に駆使することができたといわれ、高度な魔法文明だったと考えられている。


 真竜王国が君臨したこの時代は竜の平和パックス・ドラグーナと呼ばれた。


〈古竜王国時代〉

→平和を謳歌した真竜王国だが、怒羅業怨王アギルレギンの反乱を機に、三頭竜政治時代を経て、やがて天竜朝、地竜朝、海竜朝の三王朝時代と呼ばれる分裂の時代を迎えた。


 続いて地竜朝を継承した地龍皇国、天竜朝を継承した風龍皇国と火龍皇国、海竜朝を継承した水龍皇国の四大皇国が興った。この分裂の前半を三王朝時代、後半を四皇国時代と呼び、合わせて三王朝四皇国時代と呼ぶ。


 数千年にも及んだ三王朝四皇国時代の分裂と動乱は、軍事力を背景に台頭した火龍皇国のエゼルギアス聖覇竜王によって再び統一。こうして古竜王国時代と呼ばれる時代を迎えることとなった。


 この時代、〈竜の道ドラゴンロード〉や巨石建築などのインフラ整備が進むと共に、各地に派遣された〈竜王の目〉、〈竜王の耳〉やドラグーン親衛軍団など竜王直属の組織による統治体制が確立した。


 竜王は〈諸種族の王の王〉として君臨し、〈真竜王国〉時代に匹敵する程栄えることとなった。高い知能とともに、長寿を誇った竜族はその眷属を従えながら、世界中に領土を広げたという。


 しかし急激な領土の拡大に伴い、古竜族に匹敵する力と独自の魔法文化をもつ古巨人族との接触が相次ぎ、ついに諸部族を従えた〈巨神大王〉ライゴールは大竜帝国領内に侵入を開始。栄華を誇った古竜王国は、古巨人族大移動時代と呼ばれる動乱の時代を迎えることとなった。


〈亜竜戦国時代〉

→魔神語から派生した竜語魔法を極めた古竜王国だが、古巨人族の相次ぐ侵入に伴い、その勢力は衰えた。逆に繁殖力の高さで古竜族の眷属である亜竜族が勢力を強めていった。


 やがて勢力を強めた亜竜族は、八大竜王の乱を起こすこととなる。有力八大竜王を祖とする雷竜朝、獣竜朝、剣竜朝、角竜朝、鎧竜朝、鳥竜朝、翼竜朝、海竜朝は古竜王国の継承をめぐって激しく争い合い、亜竜戦国時代と呼ばれる動乱の時代を迎えた。


〈東龍西竜朝分裂時代〉

→八大竜王の一人で獣竜朝の狂竜暴王アルティラは圧倒的軍事力で次第に台頭し、西方世界を支配下におくと大竜帝国の復興を宣言する。


 しかしアルティラの圧政的支配に対抗するべく連合した鎧竜朝、鳥竜朝、角竜朝は連合統一王朝である東龍朝として、西竜朝(獣竜朝)と激しく対立し、世界を二分することになった。この対立は世界を植民地とするべく虎視眈々と狙う神魔の介入を招いた。神魔両陣営の代理戦争として竜龍戦争と呼ばれた戦争は、急速にエスカレートしていく。


 神側諸国連合の天空帝国では、竜を含めた全て種族を滅するべしとする強硬派と穏健派に分かれて対立していた。そんな中、地上に派遣された天士長兼征魔大将軍ルシエルは、東龍朝の龍貴姫エフェルネアに魅せられ、彼女と結婚。


 天武王を名乗ったルシエルは、東龍朝そして天空帝国からの独立を宣言し、始祖朝(アンドラス朝)アスカ飛鳥帝国が興った。これに対して天空帝国の天帝ユリエルは、新たに強硬派のエイモンを派遣し、東龍朝を巻き込んだ独立戦争が起こった。


 一方魔側の魔神と契約した西竜朝のセイタン七頭赤竜王は、独立戦争の間隙を利用して侵略外交を展開。


 ついに666部隊を主力に闇軍団が、電撃侵攻を開始し、ここに東龍朝、西竜朝、始祖朝飛鳥帝国、古巨人族の上位古代種族全てを巻き込んだ神魔の代理戦争、神魔大戦が勃発した。七日間戦争と呼ばれた禁呪の応戦により竜をはじめ上位古代種族は世界から姿を消し、時代は大魔導災害時代を迎えることになるのである。


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