ーソーサリア魔法連邦共和国ー
【ソーサリア魔法連邦共和国】
□人工 2,692.0万
□都市 首都 トランホルム
□言語 ソーサリア語
□宗教 主にウィザード教
□国旗 流星九条旗
□国章 三ツ流星矢
□概要
〈赤い流星雨〉と呼ばれる放浪の民〈流星民〉の反乱から、セイン神聖王国北部の沿海州を中心に〈アルゴ聖船座都市同盟〉が、セイン神聖王国と休戦協定を結び事実上の独立を果たした。その後、アルハン頭部大陸のトランホルムへ都を移すと、イリーア歌謡海の小群島帯海域四十四国を傘下におき、市民徴兵制度や連邦議会民主政治など魔法文明開化政策を推し進めた。
領土の多くは、地中海性気候が占め、貴族による身分制度を否定し、個人の才能が物をいう魔法使いの教育に力を入れている。魔法使いの社会的地位も高く、古代のウィザードを頂点とするウィザード教の復興としてウィザード官僚による魔導官僚体制をとる議会民主主義の歴史の浅い新興国である。
元々四州の連合国家で、連邦議会による共和政だったが、小群島帯海域四十四国を傘下に置くなど拡大の過程で、最高議決機関として各地方の州の代表で構成される連邦議会が形成され、連邦全体の行政、外交、軍事を統括した。
□主要地方
〈沿海州地方〉
バルディア中央山脈(=中指山脈)に水源を発し、掌中亜大陸西部を南北に縦断しながら、〈沈黙海峡〉へ注ぐ聖河の下流域に当たる。鏡海の向こうにはアルハン頭部大陸があり、ドラグントとも国境近く、対岸のアルハン頭部大陸文化の影響を受けた地方である。
泡沫海の付属海〈イリーア歌謡海〉小群島帯海域四十四国を中継し、沈黙海峡を抜けると、ドランゲンハーツへ至るため、古くから海上商業路として栄えた。現在対岸のアルハン頭部大陸へ都を移したソーサリア魔法連邦共和国において、セイン神聖王国との国境に位置し、紛争の原因となっている。
<小群島帯地方>
多島海を意味するアーキペラゴとも呼ばれる。ごく一部を覗除いてイリーア歌謡海諸島いわゆる海域四十四国が属する地方。主に地中海性気候に属し、オリーブ、葡萄など地中海式農業が盛んである。
<アルカナ地方>
ソフィスト教の元となった黄道十二神教神話の舞台となった地方でもある。首都は噴水都市、魔奏都市、イリーア海の宝石、海都と呼ばれるトランホルム。西部ドラキアと隣接し、北部地方を構成する。その名は古代アルカナ魔女大国に由来する。気候は山がちな山間部の高山性気候とイリーア歌謡海沿岸の地中海性気候に分けられる。
<リュシオン地方>
西はドミナス地方、東はイリーア歌謡海、北はアルカナ地方、南は中央地方と接する地方。リュシオン地方は四周を山例えば黄道十二神話に登場する天上山などに囲まれ、盆地状に広がるリュシオン平原は、夏の降水量が多く、豊穣な穀倉地帯を形成している。
<ソーサリア地方>
ソーサリア魔法連邦共和国の由来となった地方。ソーサリィ(妖術師)を語源とするように、魔法の盛んな地方である。気候は地中海性気候の内陸部気候で乾燥しがちである。




