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ゴーレム?なにそれ?どんな遊び?

 ・・・なにこの子・・・

 見るからに人間だ。しかし、ヒトガタの魔物も多数存在を確認されている。

 私の記憶では「デュラハン」に似ているが、鎧はまとっていない。第一私のランクでは出てこない。

 「おじいいちゃん、これ・・・いいの?」

 おじいちゃんに連れて行ってもいいのか確認を取る。おじいちゃんも私の一言でハッとし

 「・・・召喚できたんじゃから、お前のすきにしなさい」

 といってくれた、なのでおじいちゃんから「契約の首輪」を受け取り、そのこに近づいていく。

 幸い、暴れるようなことはなく現状をまだ把握できていないような目で私をみている。

 動かないでね、と願いながら、首輪をはめた。

 「ふうっ」

 これで意思の疎通ができるようになった。ここまでで「ドラゴン」とかだと大暴れすることが多い、下手すると死ぬこともある。そうなると、モンスターは即刻処分することになる。私はそうならなかったことに安堵した。

 「契約の首輪」の効果で私の言葉が理解できるようになったはずだ。話しかけてみることにする。

 「こんにちは、あなた話はできる?」

 知能の低いモノだと、会話にすらならず「首輪」の効果で強制的に従わせることになるが、それはしたくなかった。

 「!え?話ができるの?」

 目の前の子はそう言った。よかった知能は高そうだ。実際ヒトガタの子は皆知能が高い、「デュラハン」は例外として、大抵のヒトガタモンスターは知能派が多い。

 「あなた自分の事わかる?」

 これも一種の確認だ。自分の種類を聞く事で亜種とか珍しいが派生種なのかが判る。そのときの私もピクシーの亜種かな?とか思っていた。しかし・・・

 「ん?・・ああ。俺の名は吉田 拳。今年で30になる。ここはどこだ?なぜ俺はここにいるんだ?」

 といってきた・・・驚いてしまった。生まれたそのときからすでに30歳と言うのは初めて聞いた。今までそんなことは一度も聞いた事がなく、生まれた時は0歳なのが普通だ・・・

 この子は一体、なんなのだろうか。

 疑問は多々あるがおじいいちゃんが

 「用が済んだのなら早くギルドへ行ったほうがいいぞい」

 といってくれたので、早く移動しようと考える。

 「ケン、一度移動しましょう。話は家で聞くから」

 そう言うと彼はうなずいて、私の後についてきてくれた。

 玄関を抜け、ギルドへ向かう・・・

 道中「あれはなに?」とか彼が質問してきた、生まれたばかりのモンスターとしては普通の(知能が高いモンスターとして)行動だったので少し安心した。

 ギルドについてモンスター登録をするとき、また困ってしまった。モンスターの種族について訊ねると・・

 「人間」

 と帰ってきたので困ってしまったのだ。そのまま書く事もできないので、職員に「ピクシーの亜種です」と答え、大いに珍しがられた。

 とりあえず、登録を終えられたので一安心。一路、家を目指す事にした。

 途中「君はなにができるの?」と聞くと

 「特技?ん~・・・色々。一番は料理かな?」

 と言っていた、料理が得意なモンスターなど聞いた事が無い。私は、戦闘には向かないモンスターなのかと思った。町の外れに来たとき、目の前に金髪縦ロールをゆらしたお嬢様風の女の子が目の前に現れた。

 「あら?・・・お久しぶりねコニーさん。試験は受かりまして?」

 ・・・嫌な娘に会ってしまった。

 「ええ、おかげさまで。こうして今日は初モンスターを連れて帰るとこです!」

 「そうですの。よかったですわね。・・・で?そのモンスターはどちらに?」

 ・・・いやみ半分事実半分か。私は、となりでボーッとみている顔を指差して

 「このこが私のモンスターです!」といってみた。

 すると、なんともいえない顔をして一言

 「奴隷はいけませんわね、奴隷は・・・」

 ・・・それは考え付かなかった。そう言われればそんなふうに見えなくもない。

 彼がこっちを向いて「なあ、このロールケーキは知り合いか?」と聞いてきた

 「残念ながらね」と答えた私たちをみて、ロールケーキこと「ローズ・アサシン」は目を丸くしていた。

 「ほんとに、あなたのモンスターでしたのね。失礼したわ、しかし、種類はなんですの?みたことないですわね。」

 「このこは、ピクシーの亜種よ。うちの家宝の石版から呼び出したの」

 「なるほど、お父様の功績ですわね、しかし、どれだけ強くできますことやら・・・」

 「なによ!大丈夫よ」

 「そこまで言うのなら、明日、腕試しにランク8の大会にお出しなさいな。ワタクシも最近手に入れた、アーマーナイトを出そうと思いますの」

 「いいわ!勝負よ!」

 「楽しみにしていますわ・・・では、また」

 彼女が去った後、大変なことしてしまったと後悔しながら、家に帰り着き。

 ケンに明日のことを話すことでさらに気が重くなるのだった・・・


 ・・・ここはどこだ、なぜ目の前に石の巨人がいる?・・・

 神殿で(コニー?コリー?まあどっちでもいいや)につれられてギルドとか言うところで、手続きをして、帰りにロールケーキに出会って・・・次の日。俺は闘技場に立っていた・・・

 話によると、ロールケーキの挑発にのって試合をすることになってしまったのだとか。

 連れて来られたのは、大きな闘技場。一回戦の相手として

 ・・・・・ゴーレムが目の前にいた・・・

 ありえねえ!!!そう思っていた・・どうしろと・・・

 まだ試合開始の合図がなっていない。なので、今のところお見合いだ。しかし、あんなでかいの相手にどうしろって言うんだ!・・・ああ死んだなこりゃ・・そう思った。男30童○。異世界にて女性とキャッキャウフフできずに死亡・・・よく考えたら今までと変わらんな・・

 そんなことを考えている間に試合開始になっていたらしい。

 ・・・ゴーレムが突っ込んでくる。あまり早くないが、恐怖にすくんで動けない。そのまま拳を振り下ろされる。

 

 

 ・・・ズン!!・・・


 でかい音が鳴った、腕を交際し、防御の構えを取っていた俺はゆっくり目を開ける・・・そこには・・

 ゴーレムの拳を受け止めてる自分の腕が合った・・・

 「はっ?」

 俺は大して力を入れてないにも拘らず、ゴーレムは全力に近い力で押していた。

 なんだこりゃ?と思っていると、ゴーレムがいったん離れ助走をつけてジャンプキックをかましてきた。俺はそれをなんなく片手で捕まえると、ジャイアントスイングの要領で元いたところへ投げ飛ばした。

 ・・・なんだこの力・・・

 自分で自分に驚いていた。ゴーレムの体はまるで発泡スチロール柔らかで軽かった。しかし、一歩ごとにドシンドシンと音がする。

 「なんだか分からんが、勝てるな」

 そう言った後、走り出したのだが、いつもより体が軽い・・・景色が後ろに流れる。全力の半分ほどで、リニアに乗ったような感覚が生まれた。一瞬でゴーレムの所にいき、けりを放つ。

 ゴーレムに穴が空き沈む。

 ・・・会場は静まり返っていた・・・



一回の内容が短い・・・です。

 ゴメンナサイ

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