約束?なにそれ?姉弟喧嘩?
そ~らに♪そびえる♪るるるる♪るる~る~♪
「そんなわけで!カラーだよ!」
「レイです」
「前回、入浴シーンは回避したけど・・」
「活躍している所が無かったですね」
「まあ、あの作者じゃしょうがないよ」
「そうですね。気を取り直しまして・・」
「P.Nケンさんからの質問です!」
『こんにちは。いつも楽しく拝見させて戴いています。質問なんですが』
『カラーちゃんは、いつも裸なんですか?教えてください』
「・・・・・」「・・・・・」
「残念!時間のようですね!それじゃ次回!まったね~」
「またお会いしましょう」
・・・ケン・・・帰ってきたら・・・土に還しましょう・・・
・・・絶対に負けない。あれは私が育てるの!・・・
ネムルさんと話をしてから二日後、昨日城から『来てほしい』と連絡があった。
私は朝ごはんと共に、決意を心に蓄えていた。
「そろそろ時間です。向かいましょう」
そう、ネムルさんに言われ。「分かりました」と準備をする。
部屋を出て、城に向かう。・・・途中でネムルさんが、果物を買っていた。
城の仲間にお土産・・・だそうだ。
城に着いた所で、一旦別れる。私は、謁見の間に向かった。
部屋の前で、ネムルさんが戻り部屋に入る。
・・・ギギギ・・なんて音もせず、私は部屋に入った・・
「ようこそ。朝早くからご苦労様です・・」と、言われ・・・
「いいえ。女王様のお呼びですから」と、笑顔で返す・・
「ふふふ。いい笑顔ね・・・結論は出たかしら?」
そう言われ、今一度、胸に力を入れる。
「はい」
「では、聞かせて頂戴・・・貴方の結論を・・」
・・・聞かせてやろうじゃない!あたしの『決定』を!・・・
「私は・・・私が!ケンを育てます!」・・・言い切った!・・・
しかし、女王はつまらなそうに・・・「・・・それで?」と、言った。
「ケンは私が育てます。今までそうして来たし、これからも変わりはありえません。アイツは私が召喚したモノです!だ・か・ら!あたしが責任をもって育てます!!」
・・・しばらく女王は、本当につまらなそうに私の方を見て・・・
「それで?」と続けた・・・そして、思いついたかのように・・
「ああ!食事がまだなのね?だから、頭の巡りが悪いのでしょう!誰か、朝食をお持ちなさい。ガロプラの血がありましたね。あれを出しなさい。」
そう言う女王に・・・「食事は済みました」と告げる。
「そうなの?ネムル?」不思議そうに、ネムルさんに聞く女王。
「は、御済でございます」と返すネムルさん。
「ふぅ・・・そう・・なの・・、そうですか・・つまり・・」一旦区切る、そして・・・
「つまり、『死』を選ぶのですね?」・・・そう言った女王の背後から、ナニカが漏れ出てくる・・・
「・・私は・・私は!アイツと居たいんです!」気力を振り絞る・・すると・・
「そう」と、急に笑顔になり・・「合格です」と言われた。
「え?」戸惑う私。
「合格ですよ、コニーさん。よかったですね」そう言って立ち上がる女王。
「え・・あ、ありがとうございます」そう言って、私はホッとした・・・だから・・
「さあ、遠慮なく地に這い蹲りなさい」そう言われて、応じられなかった・・
「あぶない!!」そう言ってネムルさんが駆け寄ってくる・・直後・・
ビカッ!バリバリバリ!・・・
と、室内を激しい雷鳴が轟き・・黒焦げのネムルさんが・・・私のいた所に立っていた・・
「ネムルさん!!」そう言う私に。
「ね・・護衛・・必要・・だ・・たでしょ・・」そう、笑顔で言う。
「あらら・・ネムル。まだ護衛任務中でしたね。ご苦労様でした、この後は休暇を与えましょう。ゆっくり休むのですよ」
そう言う女王は、手の平から氷の矢を作り・・・投げた。
ザシュッ そう、音がして
ドサッ と、ネムルさんが倒れた・・
「ネムル・・さん」私は、信じられなかった・・自分の部下を・・ああも事も無げに・・
「さ、もういいですか?お祈りの時間は終わりですよ」そう、笑顔で言いながら・・
ビュオオオオ・・・女王は、手に風を集めていた・・
「乱気流の玉です。全身をくまなく傷つけ、最後に首を切り落としてくれ、土に還り易くなる。エコですね」
そう言いながら・・それを・・投げた・・
ゆっくり近づいてくる・・
「さようなら」女王はがそう言うと・・
ヒュゴゥ!一気に速度が上がる・・・私は・・・
「ケン!!!」そう、叫んでいた。
・・・どのくらい、目を瞑っていただろうか・・・
「姉ちゃん!なにしてんだ!」そう聞こえた。
目の前に青い服の男・・・ケンが背を向け・・・立っていた・・
・・・馬鹿姉!ふざけんのもいい加減にしろ!・・・
ザッザッザッザ・・・
俺は森を走っていた・・・今しがた、女神のイデアから分身を預かり城に向かって全力を出していた・・
「ダーリン」そう言うイデア様の分身・・名前を『リーベ』と言うらしい(分身なのに・・)
「ダーリン、爆走中のとこすまへんけどな・・・」そう言う彼女は、エセ関西弁だ・・
「これ、さっき渡しそびれてしもて。受け取ってな」そう言って、背中?から饅頭のようなものを取り出す。
「これはな『魔力の種』言うてな。その身に魔力を集められんねん」
「おお、なにそれ。すごそうね」言いながら受け取る。
「味は、甘くていけるねん。ワイも甘いもん好きやけど、人工物系の方がが好みやね」
そう言うリーベを無視しつつ、饅頭を食べる・・すると・・
「お!おお!なんだこりゃ」体に、血とは別の何かが巡り始める。
「お、うまくいったね。それが魔力よ。それを使えば、色々できんで」
「そうか・・」試しに足に集めて、蹴って見る・・・
ブフォォォ・・・
「うおおお!速・・い・・」一気にスピードが増した・・・
「そうそう、そんな感じで・・て、そう言う使い方してる奴見んの二人目やな」
「へー。一人目は姉さんか」それ以外いないだろ。
「せや。魔力自体を力にできるっちゅうんは、結構難しくてな。あんたの姉ちゃんは、ちょと特殊やし」
「まあな・・」俺も同感だ。
・・・全力に魔力を乗せ、更なる速度で走った結果。三日掛かった行程を、かなり短縮した結果・・・
「城だ!」到着できた。直後・・・
バリバリバリ!・・・
すごい音が聞こえた・・・
「謁見の間や!」そう言われ走る・・
「ケン!!」コニーの声が聞こえ・・姉ちゃんが何かを投げた・・・
速攻、間に割って入り『それ』を切る。
「姉ちゃん!なにしてんだ!」そう言う俺に・・・
「おかえり、ケンちゃん。やっぱり『姉さん』より『姉ちゃん』の方が良いわね」と、のんびり言った。
俺は剣を構え、黒焦げの虎?とコニーを見る。
「・・・これは、何の茶番だ?」そう言う俺に・・
「あら、早いわね。さっすが私の弟、その力・・・魔力を手にしたわね」
「ああ、さっきな」
「そう・・それにしては・・・イーちゃん。もしかして・・・」
「それはしてへんで、あたいは『魔力の種」あげただけや」そう言いながら、俺の肩からリーベが答える。
「あら!!リーベちゃんになってたのね!!後でスリスリさせてぇ!!」・・・俺は、シリアスの空気が霧散していくのを感じた・・
「う・・いやじゃ・・ダーリン助けて」そう言って、俺にすがるリーベ・・
「まあ!ケンちゃん・・・いいわ!リーベちゃんを懸けて、戦争よ!!」
・・・へ?まじ?・・姉さんは空気を歪ませるほど、魔力を集めている・・
「ちょっと!姉さん!ココじゃまずいよ!!」そう言う俺を・・
「んじゃいっどう!!」と、姉さんが言うと・・・周囲が歪み・・景色が森の入り口へと変わった・・・
「ここならいいでしょ!行くわよ」そう言いながら、手に持っていた黒い何かを投げた。
『それ』は黒いダイヤのように見えた。『それ』に吸い寄せられる!
ヒュゴウ!ゴーーー!
「うわ!・・なに・・これ・・」すごい風を全身に受けながら・・聞く・・
「それはね『ブーヨ・ディアマンテ』よ」そう言う声が聞こえた直後・・
・・俺は闇に飲まれていた・・
あとがきです
何とか予約投稿であたしがいない間も、毎日投稿する予定です。
でなかったらごめんなさい;;
次回!リーベちゃんをめぐり熱い戦いをする二人!(目的変わってるな・・)
「やめて!あたしのために」そう言うコニーは、すでに外野その1。
・・次回!もんすたーにっき「カエル?なにそれ?賢いの?」のまき~♪