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帰還?なにそれ?中ボスのこと?

誰だ!誰だ!誰だ~♪るるる♪るるるる♪るるるるる~♪

 

 「やっほー!みんな!元気?カラーだよ!」

 「こんにちは。レイです。」

 

 「今回から、私たちが質問に答える事になったんだ~」

 「前回、余りにも苦情が多かった為、このような措置となりました」

 「んじゃ、いっくよー!」

 

 「P.N eelさんからのお便りです!」

 『こんにちは!カラーさん、レイさん』

 「こんちは!」

 「こんにちは」

 

 『今度、番外編でお二人の入浴シーンを書こうと思うのですが、お二人はレズ属性はお持ちですか?』

 

 ビリビリビリ!(紙を破く音)

 ボウッ!(火がつく音)

 

 「やーレイ姉、今回はお便りこなかったね~」

 「そうですね、次回に期待しましょう」

 

 「そんなわけで、今日はココまで!まったね~」

 「ごきげんよう」

 

 ・・・レイ姉・・・作者殺しに行こうか・・・そうですね・・・


・・・この森、簡単には入れないんじゃなかったのか・・・

 

 カーテンの奥から現れたのは・・・なんと・・俺の姉さん・・・『吉田 奈美なみ』・・・そう、ナミさんだ・・・

 「姉さん!」そう叫ぶ俺に、姉さんは「やっほー」と笑顔で答えた。

 「何で姉さんがここに?」

 「可愛い弟に会いたかったからに決まってるじゃない!」

 ・・・ハア・・・そうなのだ・・・この姉は・・・ブラコンだったのだ・・・

 「や~ん。ケンちゃん!久しぶり~!元気してた~?」

 「ああ・・姉さんこそ・・元気そうだね。」

 「うんうん!弟に会えなくてお姉ちゃん寂しかったわ~♪」

 ・・・脱力する俺・・・

 「で?・・・」と、先を促す俺を見て、姉さんは・・・

 「そう!実はお姉ちゃんが『女王』だったのです!」・・・むん!と胸を張る姉・・

 「そう・・・なんだ・・」・・・ますます脱力する俺・・・それを見た姉は・・・

 「そう・・って、驚かない?お姉ちゃんが有名な女王なんだよ!びっくりしたでしょ?」

 ・・・驚きを通り越して脱力してるよ・・・

 「そ・・そうなんだ。びっくりしたよ」頑張って笑顔で返す俺・・・

 「でしょ~!えへへ~。お姉ちゃん偉いんだよ~」褒めて褒めてオーラを出している・・・

 「へ~・・・すごいね・・・」そう返した俺に・・・

 「えい!」っと引っ付いてきた・・「ちょ、なに?」そう言うが・・・

 「むふふ~」そう言ってスリスリしてきた。

 「弟成分補充中~♪」・・・こうなると離れないので・・しばし待つ・・

 弟の俺から見ても、姉さんの容姿はかなり、いいと思う・・・ので困ってしまう・・

 ・・・だいぶ待った(と思う)後、ようやく離れた・・・

 「ふう、一時充電完了!」そういう姉に、今度こそ疑問をぶつけてみる・・

 「で?何で姉さんがここにいるの?」

 「ん?それがね~・・」と前置きし・・

 「前にお姉ちゃんバイト探してたでしょ?その時にここのアルバイト募集の張り紙を見つけて応募したのそれでね面接の時にここのオーナーのイーちゃんを見た瞬間きゃーーーってなっちゃってそれで絶対ここでバイトするって思ったのそしたらイーちゃんもおっけーしてくれてバイトする事になったの私はね世界の管理運営をする事になってイーちゃんの補佐をしてるのあっイーちゃんって言うのは女神様の事ねとお~~っても可愛いんだよしかもねあたしの他に4人世界を管理している人がいるんだけどそれがまた面白い人ばっかりでね時給もいいからずっとやってるのでもね最近この島(中央大陸)に来る人が多くなっちゃってねあたしも参ってるのよけどね弟にこうやって会えるのも役得よねそう言えばこないだお母さんが心配してたよ急にいなくなったってだから言ったのあの子は大丈夫よってだから安心してね・・・それでね・・・」

 ・・・長すぎるので要約します・・

 「で・・・つまり、パートタイムで働いてる・・・と」

 「そうね♪」

 ・・・はぁ・・・疲れる・・・   

 「で?姉さんがここに要るってことは、俺いつでも帰れるってこと?」

 ・・・ああ、この世界にきちまった時は、もうどうしようかかなり考えたのに・・・

 「ああ、それね・・・無理」

 ・・・これでやっと帰れ・・・は?・・・

 「え?どうゆう・・・こと?」

 「んとね、ケンちゃんは正規の手順でココに来たわけじゃないの。だからね、イーちゃんも『すぐに送り返すわけには行かない』って言ってるの。」

 「え・・でも・・」

 「最後まで聞いて。けどねケンちゃんは、あたしの弟じゃない?。だからね、条件付で返してもいいって言ってくれたの。他の4人もそれで良いって言ってくれてね。それなら簡単だし、いいかな?って」

 ・・・つまり・・・

 「帰れるには帰れるけど、条件を満たさないと帰れない・・・てこと?」

 「そう言う事!さっすがケンちゃん!あったま良い!」・・・ナデナデ・・・

 「えっと、俺仕事とかあるし・・急がないといけないんだけど・・」

 「大丈夫!仕事は辞表出してきたから!!」

 ・・・大丈夫じゃね~~~~!!!・・・

 「それにね、ケンちゃんのアパートも引き払って、荷物はうちにあるし!」

 ・・・なにしてくれてんだ~~クズ姉~~!

 「あ・・あのさ姉さん・・心配してくれるのはありがたいけど・・・今の仕事結構好きだし・・・ああ・・・もう辞めてるのか・・・」・・・自分で何言ってるのか分からん・・・

 「大丈夫!ケンちゃんもここで働けばいいよ!!」

 ・・・全力を持って遠慮しよう・・・その前に・・

 「その前に、帰れるようにならなくちゃね・・・ずっとこの世界にいるわけにはいかないでしょ?」

 「そうね~。私としてはケンちゃんと一緒に入られるから嬉しいけど、お母さん心配するしね~」

 ・・・俺の存在じんせいより母さんの心の方が重いのか・・・

 「そ、そうだよね。母さんも心配するしさ・・」

 「そうね、じゃあサクッとイーちゃんの所に行ってお話を聞いてきてね♪」

 「え?何をすれば良いのか、教えてくれないの?」

 「ええ、一応イーちゃんが伝えるって事になってるしね。けど、簡単なことよ。」

 「そっか・・分かったよ」・・・ふう、ようやく話が進んだな・・・

 「あ、そうそう・・」・・・まだあんの・・・

 「これ・・・」そう言って、姉さんが取り出したのは小さな『短剣』だった。

 ・・・刃渡り15センチ以下の、今の銃刀法にも違反しなさそうな小さな刃・・

 「これ、お守り代わりにあげるね」そう言って、手渡してくれる。

 「ありがと、姉さん」・・・役に立たなそうだな・・

 「むっふふ~。今役に立たないって思ったでしょ~。」

 「そんなことないよ!」あぶねぇ・・この姉は頭おかしいん(超能力級)だった。

 「そう、まぁいいわ。その短剣はね。『女王の騎士剣』って言って魔力を流すと、持ち主の意思に反応して、自由な大きさにできるすごい物なんだから!」

 「へー、すごいんだね~」

 「ま、ケンちゃん魔力無いからお守りだけどね♪」・・・この姉・・・

 「それじぁ、名残惜しいけど、そろそろ出発してね」

 ・・・ふぅ、やっと開放か・・・

 「そうそう・・イーちゃんが可愛いからって押し倒しちゃだめよ!あの子、オトコノコに免疫ないんだから!」

 「・・・そ、そう・・紳士に徹するよ・・」

 「そうね。さすが我が弟!かっこい~!」・・・もういいかな・・

 ・・・その後も、なんだかんだと世話をやかれたので省略・・・

 ・・・ようやく、森の方の出口に案内される・・・

 「それじゃあケンちゃん、頑張って行って来てね!森のお水は美味しいからって飲み過ぎはいけないよ!虫除けは持ったわね。絆創膏はリュックに入れたし・・・ああそうだ、何かあってもお姉ちゃんは森には入らないから、一人で何とかしてね。男の子だもん平気よね。ああ、でもでも、何かあったら心の中で強くお姉ちゃんを呼んでね、すぐに飛んでいくから。あとあと・・・(長すぎるので省略しました)」

 「はあ・・・姉さん・・行ってくるよ・・・」

 「いってらっしゃ~い!!」手をブンブン振る姉・・・

 ようやく森に入ることができた・・・あ・・コニーに一言、言うの忘れた・・ま、しょうがないな・・(今更戻って姉にまた会いたくないし)

 ・・・しょうがない・・行くか・・・

 

 ・・・チチチ・・鳥の鳴き声が聞こえる・・静かでいい森だ・・

 姉さんの話だと、城を後ろに見て歩き、3日もすれば女神様の入る所に着くそうだ。

 「のんびり森林浴と行こうかな・・・」

 そんなことを言いながら、渡されたコンパスと城の位置を確認しつつ歩いていく。

 ・・・しばらく歩くと日が暮れ、夕暮れも終わる時間となった・・・

 ・・よし、今日はこのくらいにして、休むとしよう。

 そう決めると、周囲を確かめた後、簡単な罠を張る事にする。『鳴り鼓』という、侵入者があると、音が鳴るだけの簡単な罠を張る。

 ・・・こういう時、軍に入隊しといて良かったな、と思う。

 罠も張り終わり、虫除けスプレーと蚊取り線香を置き、木の上で寝る・・

 旅の疲れもあってか、すぐに眠りに落ちた・・・

 

 ・・・カランカラン・・・ガバッ!・・

 鳴り鼓が鳴った!何だ?・・・

 朝方、音がしたので飛び起き、周囲を確認し、音が鳴った方に慎重に行く・・・すると・・・

 「あれ?ケンちゃんおはよ。早いわね♪」

 ・・・姉が朝ごはんを用意していた・・・

 「ね、姉さん・・なんでここに?」森には入らないんじゃなかったのか・・・

 「だぁって~。久しぶりに弟に会ったんだもの!これくらいいいじゃない!」

 プリプリと怒って見せる姉・・・姉属性持ちの友人は、本気で羨ましがっていた・・・これで俺(30歳)より上だ・・・

 「そ・・・そうだね・・久しぶりだもんね・・・」そう、気力を振り絞って答える俺。

 「そうよね!さ、冷めない内に食べて!」

 そういう姉は、どこから取り出したのか、テーブルセットにサバの塩焼きをメインにした純和風の食事を用意していた・・・

 俺は、何か言う気も失せ・・・「いただきます」とゆっくり食事をした。

 食事が終わり、支度が済むと姉に「いってらっしゃい!頑張ってね」と見送られ。(支度ををしてる間にテーブルとかは消えうせていた)俺は再び森を歩く。

 ・・・お昼も待ってるんじゃないだろうな・・・そんな心配をしながら歩き出す・・・

 ・・・結果として、お昼はいなかった。貰った携行食で腹を満たし、さらに歩く・・・

 しばらくすると、俺の手を広げるよりも大きな木々が目の前に現れた・・・

 「でっかいな~・・」屋久杉を知っているだろうか?あれよりも大きい木々が群生している・・と言えば、そのファンタジーさが分かって貰えるだろう。

 「城が見えなくなるな・・・」

 特技『方向音痴』を発動してしまわないように注意して歩く。

 しばらく幻想的な光景が続き・・・しかし、唐突に終わる。

 線で引かれた様に、一定の所から七色に輝く草原が広がっていた・・・

 「は~~~・・・すげぇ・・・」

 これもある意味、いや、王道とも言うべき光景と言えよう・・・○ウシカとか居そうだ。

 そんな草原を突っ切るべく歩き始める・・そこへ・・

 「おい!そこのお前!何している!!」・・・鋭い声が遮った・・

 「え?・・・」そういう声がする方を見ると・・・

 ・・・一角獣ユニコーンに跨った、金髪エルフ(耳が尖ってる)がこっちを見ていた・・・

 ・・なに?この超超美人さんは!・・・そう思って固まってる俺に・・

 「何をしている、と聞いている!!」結構な剣幕で迫ってきた。

 「えっと俺、女神様に呼ばれて、今から草原を渡ろうと・・・」そう言う俺に・・

 「お前の様な貧相なツラしたやつが来るなんて聞いてないぞ!」

 ・・・貧相で悪かったですね・・・

 「えっと・・・そんな事言われても・・」そう言い返す俺を見て・・・

 「お前!さては『神域』に無理やり入りに来た、愚か者だな!この場で成敗してくれる!!」

 そう言いながら、素晴しい体を鎧に包み、サーベルを抜き放つエルフさん。

 「や!ちょっと待って!話をしよう!まだ間に合う!」・・・そう言うが・・

 「問答無用!!」エルフさんは馬に乗ったまま切りかかってきた・・

 ヒュン! 「うわ!!」・・なんとか避ける・・・

 「ちぃ!避けるな!コイツ!」・・んな殺生な・・

 「危ないでしょ!綺麗な女の子が、そんなの振り回しちゃいけないよ!!」

 「な!!!!綺麗とかいうなぁ!!」

 パカラッパカラ・・・ヒュンヒュン・・シャッシャ・・

 「あぶな~~!!ちょちょ・・まって」「待たない!黙って死ね!」

 ・・そんな問答をし、少し避け続けると・・

 「くぅ・・あたらん・・貴様なかなかやるな!では、私も本気でいこう!」

 ・・・いや、止めてよ・・

 「待ってよ!俺は綺麗な女の子とは、戦いたくないんだ!」

 「!!くぅ~!またそんなことを~・・絶対斬る!」

 そう言うエルフさんは、なにやらサーベルに触れ呪文らしきものを唱え始める・・すると・・刃が緑色に光った・・・

 「よし!いくぞ!」

 そう言って剣を振ると・・・刃が飛んできた!!

 「うわ!なにそれ!反則!!」

 すんでの所で避け、何とか回避し続ける・・

 ヒュン・・ヒュン・・ヒュン!!

 「はぁはぁ・・なぜ当たらぬ!」・・当たったら死んじゃうじゃん!!

 「ユニコーン!土葬撃!」・・やばい!!

 本能に従って、必死で木に登る・・・

 ヒヒーン!ガスン!ドドドドドド!!!

 ・・・足元を土の波が襲う・・・

 ・・あぶね~。ナル○読んでなかったら危なかったな・・・

 「ちぃ!これもだめか・・ならば!」と馬を降り、腰だめに構えるエルフさん。

 ・・・全身が輝き始め・・それが剣に集約される・・・

 「秘儀!消滅剣!」

 そう言ったエルフさんが・・消える!・・・

 ・・・あんたが消えんのかい!・・そう思う暇も無く、目の前に近づく剣を・・・

 パン!

 と、白刃取りの要領で捕らえる・・・

 「な!」と驚くエルフさん・・・その隙に、姉さんに貰った短剣を首筋に突き立てる。

 「えっと、降参してくれる?」そう言う俺を見て・・「う・・うん」と、大人しくなるエルフさん・・・

 刃を戻し、首に短剣を向けたことを謝る。

 すると・・「と、とんでもない!」と、返してくれた・・

 聞けば、この短剣を見て女王の騎士だと分かったのだと言う。(実際違うけど)

 「失礼なことをしてすまなかった・・」と謝ってもらい・・

 「いえいえ、こんな美人さんに会えたんだから、それで十分」と返す。

 かなり照れながら・・「神域はこの先になります」と案内までしてくれた・・

 途中自己紹介をし。彼女は『バルゴー(おとめざ)』と、いうことが分かった。

 しばらく進み、草原の終わり。再び普通の森に差し掛かる。

 「この先になります。貴方が、女神様に許可を戴いているのなら、通れるはずです」

 そう言われ、森に入る・・・すると・・・

 薄い膜のようなものを通過したのが分かった。

 「ありがとう。助かったよ・・。そう言うと、彼女は「頑張ってください!」と、応援にしてくれ、草原に戻っていった・・・

 ・・・もうすぐ、女神様に会える・・そう思いながら、先に進むのであった・・・

あとがきです。

昨日投稿の予定だったのですが。・・・お気の毒ですが、データが消えました・・デレデレデレデレデ~ンデン・・・そんなわけで、今日になりました。あー、もうやる気失せるね・・・

 さて次回!遂に女神様登場!その天然さにケンもタジタジ!そして、コニーちゃんの決意とは!・・

 次回!もんすたーにっき「契約?なにそれ?目的語?」・・へへ!燃えたろ?

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