勉強が嫌い(彼視点)
勉強が嫌いを読んでから読む事をおすすめします。
初心者なのでご容赦を!
今、俺の目の前に居るのは学校内で有名な美少女だ。
頭も良ければ、顔も良い。そんな彼女と仲良くなったのは高校に入学してすぐだった。
「これ、落としましたよ。」
彼女が俺の宝物、某人気動画配信者のグッズを拾ってくれたのが会話のきっかけだった。
彼女がそのグッズを持っているのを見た瞬間、詰んだと思った。なんせそのグッズはちょっとエッチな見た目をしていたからだ。
もともと、友達に持ってきてと言われたものでまぁ、女子に見せられるかと言われると逆ギレしそうな位にはエッチだった。
もちろん宝物ではあるが!
まあそんな普通の女子なら見て見ぬふりをするであろう物を彼女は平然と持っていた。
「あっ、ごめんなさい。ありがとうございます。」
そう言って受け取り慌てて逃げようとすると、
「その人、好きなんですか?」
真顔でこんなことを聞かれたので正直怖かった。だってすっごい美人だもん。圧がすごいもん。
「あっ、はい。」
ヒビって小声で返事をすると、
「声綺麗ですよね。」
「えっ!分かってくれるー?みんなビジュが良いしか言わないけどさ、真骨頂は声だよね!!!!」
こう言い切った後俺はまた思った。詰んだ。絶対キモいって思われてんだろ。詰んだ。
「じゃあ、失礼します!」
慌てて逃げた。
次の日、また話しかけてきた。
「あの、これ要りますか?」
彼女が持っていたのは、俺が喉から手が出るほど欲しかったグッズだった。
それも若干エッチな見た目だったから、なんで持ってんだ?くそ!!欲しい!!と思ったがとりあえずかっこつけた。
「どうしたの?それ?結構レアなグッズだよね?」
いや、かっこつけには失敗した。確実に。
「兄がくれたんですが既に私も持っていて、誰か好きな人が居たらあげようと思っていたんです。」
くっそ欲しい。何なら買ってもいい。
「あっ、別にいやならいいんです。ごめんなさい。昨日の今日で気持ち悪いですよね。」
「あっ、いや、その、良ければ頂きたいです。」
言ってしまった。
「っ!ありがとうございます。」
彼女は少し表情を緩め、俺にグッズを渡してくれた。
その後は友達からの質問攻めにあったが、現実感が無かった。
その後よく話すようになって、気付けばこの状況だ。(勉強が嫌いの場面)
多分こいつはアホだから自覚がゼロだ。
俺にが知っているこいつは、自分の容姿がいい自覚なし、天然な自覚なし、人に好意を寄せられている自覚なしの救いようのない典型的なアホだ。
きっと俺のことだって友達として好きなんだろう。
くっそ!クラスメイトに言ってやりたい。こいつはお前らが思っているより、アホで天才美少女なんなじゃないと。
下手すると将来変なやつに引っかかりそうなやつだと。
手を引いて人気の無いところまで行く。
荷物忘れてるとか言ってる時点でこいつは救いようのないあんぽんたんのぼけなすでくそ可愛くて、あーーーーーーくっそ!
「俺、お前のこと好きだから!そういう事言うのまじやめろ!勘違いする!」
そう言って振り返る。
「?何が勘違いのなの?私も好きだよ?」
やっぱこいつは駄目な奴だ。
今までこいつに告白してきたやつ全員言ってた。
「状況考えて察しろー!」
きっと将来、こいつと付き合う奴は苦労するだろう。




