表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

第八話 希望の光を探す僕

起きた、おはよう


二日目、今日は拠点を中心に周りを探索してみる事にした


目印をつけながら、大体拠点に帰れるようにしながら探索した


昨日より死亡フラグが濃くなっているのを感じる


やはり、長居をするのは危険なのだろう


何体か普通のゴブリンと戦ったが、基本問題なく倒せた


ついでにゴブリンが持っていた武器を奪っておいた


今使っている武器の消耗が激しかったので良かった


後、一つ階段を見つけた、階段は上を向いている、だが、何故か死亡フラグが濃かった、今いる階層よりも


これはどういうことだ、下に行くほどモンスターが強くなるだろうし、上に出口があるのは当然、なのに上に行くと死亡フラグが濃くなる……


「つまりこの階層に、このダンジョンから生きて脱出する事ができる何かがある、という事か?」


俺はとにかく、死亡フラグが薄い所を探し続けた


だが、特に何も見つからず、成果は0だった


取りあえず、寝る事にする、これで2日目は終わり


「っと、ふぅ、どういう事だ?死亡フラグが薄い所はあらかた探したんだが……」


おかしい、もう後は死亡フラグが濃い所しかない、そりゃあ日によって変わるがおかしい


一か八かで濃い所に突撃してみるか?いや賭けが過ぎるし、その煙を越えた所に希望があるなら、そこへの道は薄くならないとおかしいから有り得ない


「まぁともかく、この拠点は死亡フラグが見えないし、ここにいれば安全……」


ん?いや待て、よくよく考えると、このダンジョン内で死亡フラグが無いとかありえるのか?


周りにはモンスターがウジャウジャいる、小さな洞窟と言っても普通なら中に入ってくることもあるだろう


「この拠点に何か仕掛けがあるのか?」


そう思いつき、俺は拠点中を調べた壁を触ったり、押したり色々


すると……


「なんだこれ、何か、あるぞ……」


壁の一つだけ微かに色が違う所、それがわずかに光って見えた


そこをぐっと指で押してみる、すると、大きな音と共に、壁が動く


「なんだこれ」


明らかに居住スペース、机もあって棚とかもあって、いくつか他の部屋に通じるであろう扉もある


そして、真ん中にベットがある、そして、そこでもぞもぞと何かが動くのが見える


「ガオオオオオ」


後ろから明らかに人のものではない叫び声が聞こえる


「クソッさっきの音で気づかれたか」


足音が近づく、そして、洞窟の前に来て、中を覗く


それは俺の姿を見つけた様で、俺を見た瞬間全速力で俺を襲う


だが、俺は焦ってはいなかった


俺の元に黒煙は無く、黒煙が包んだのは、その化け物、オークだったからである


「煩い」


その声と共に、俺の隣を何かが駆ける


そして、ほぼ同時のタイミングでオークの首が落ちる


「あんた誰」


彼女は振り向いて、俺の方を見た後、そう言った―――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ