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第五話 囲まれる僕

お母さん、お父さん、お元気ですか?


僕は今、黒い煙に包まれながら、見つからない事を神に祈っています


「グギャアアアア」


この世の物とは思えないような巨大な肉体から発せられる


その叫び声は、彼?の力をとても明確に表していた―――


約二時間前


「冒険者登録できた?」


「はい、アイリスさん、ありがとうございました」


「いいの、助けてくれたお礼だから」


「あと、装備も奢るよ」


「いやいや、流石に申し訳ないですよ、初心者特典で貰ったお金もありますし」


「そう?」


「じゃあ、良い装備見繕ってあげる」


そう言って、アイリスさんは僕の手を掴む


「え?」


そこからは一瞬だった、なんか気づいたら鍛冶屋にいた


それでアイリスさんが選んだ剣を買う


「あれ、これ刀、、」


「知ってるの?見て、お揃い」


そう言って、アイリスさんはニヤリと笑いながら腰に下げていた刀を見せる


「じゃ、次、服」


そう言って、また僕の手は掴まれる


「この服、良いね、いや、こっちも」


雷のような速さで、アイリスさんは色んな服を持ってくる


そして、さっと着させられる


「うん、これが一番いい」


結局、動きやすいカジュアルな感じの服を買った


そして、その後、また光の速さで冒険者協会に戻った


「あの、聞きたいんですけど、初心者でもできる依頼って何かありますか?」


「そうですね、こちらのスライム討伐とか―――」


「これがいい」


そう言って、アイリスは依頼書をはぎ取り、僕に渡す


「ダンジョン?」


「うん、簡単」


「へ―そうなんだ、じゃあちょっと行ってくるね」


「うん、行こう」


「え?一緒に行くの?」


「駄目?」


「いや、駄目というか―――」


そりゃ攻略するだけならアイリスがいた方がいいんだろうけど


それはちょっとズルというかなんというか


変に階級が上がって、アイリスさんがいないと何もできないみたいになるのも、、


「いや、今回は一人でやるよ、いつまでもアイリスさんにおんぶにだっこじゃ駄目だし、僕がアイリスさんと同じくらい強くなったら一緒にやりましょう」


僕がそう言うと、アイリスさんはあまり納得していないような表情を見せたが


別れの挨拶をして、僕はダンジョンに向かった


そして、冒頭に戻る


いや、いや、いや、違うんだよ、いやマジで


最初はゴブリンとかを狩っててさ、楽勝じゃんって思ってたら


なんか落とし穴に引っかかって、どこだここ


けど、あの魔物、見覚えがある


キングゴブリン―――


しかも、三体


勝てるのか?いや、僕の周りを取り囲む黒い煙(死亡フラグ)が答えだ


勝てない、見つかってないからまだ薄いが、見つかったら終わる


取りあえず、煙(死亡フラグ)の薄い方に……


「ミィツケタ」


僕を覗き込む、悪魔の様な表情カオ


あ、死んだ


そう思ったのは、本能か


それとも僕の視界を段々と包むように染める、黒い煙の影響か


分からないが、何もしなければ、数秒後に死ぬ


それだけは理解していた―――

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