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機界滅戦

作者:やーまる
俺は耳を疑った 

「かつて、魔法と剣の世界が存在した」彼女は確かにそう言った。

信じられるはずがない、過去にそんな世界があった筈はない。

だってここは「蒸気と歯車の世界」なのだから。

でも見てしまった、無機質な空を一瞬でも晴らしたあの光を、

だからすがる思いで彼女に言った

「俺に教えてくれ 過去のことを、魔法のこと、そして君のこと、」



「ひどい口説き文句だな、いいよ教えてやろう、その代わり私の力を貸してくれ 

あの人の意思をこの時代に伝えるために」

蒸気と歯車
2021/11/06 23:42
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