表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/241

魔法の師〜出会い①〜

 俺は日課のハイハイ&歩行訓練に加えて、腕立て伏せや腹筋などの筋力トレーニングもやるようになった。

 俺は、体を鍛える訓練を終えて、いつものように城の中庭に来ていた。


 俺は1歳半になり、今では火以外の属性も火と同じくらい使えるようになった。


 初めの頃のファイヤーは小豆くらいの大きさだったが、今ではライターの火くらいの大きさだ!


 ……もう一度言おう、ライターの火の大きさだ!

 他の属性も似たような感じだ。


 はぁ〜もっと練習しなきゃダメなのか?


 俺は気持ちを切り替え、

「あうー」

 翻訳「“(ファイヤー)”」

 と唱えて、火を掌に出現させた。


 出現させた火を見つめていた俺はあることを考えついた。


 この火に更に魔力を込めれば、火は大きくなるんじゃないのか!?

 俺は自分の考えを試すため、火に魔力を上乗せしてみた。


「う〜う〜」翻訳も同じ

「ボォーー」


 やった! 上手く出来た!

 いつもは、火を作って満足してたが、こんな方法があったんだな!


 俺は、松明の火くらいの大きさに変化した火の出来に満足した。


「……これは一体!?」


「!?」


 俺は声に驚き、後ろを振り返ったところ、シャクヤクさんが驚いた顔をして立っていた。


「……サクラ王子が魔法を使っている!? 何故もう魔法を? 確か適性属性も無かったはず!」

 等と呟いて驚き震えていた。


 ……そういえば、今までは誰にも魔法を使ってるところは見つかってなかったなぁ〜など呑気なことを考えていた。


「サクラ王子には魔法の才能がある。」

 シャクヤクさんはそう言って、俺を抱き上げて来た。


 そんなに褒められると悪い気はしないなぁ。


「あ〜! う〜! だ〜!」

 翻訳「これが練習の成果だ! 属性無しがなんだ! 凄いだろ!」

 俺はドヤ顔を決めてみた。


「生まれて1年半でこれだけの火の魔法が使えるのなら、間違いなく火の属性があっていいはず! 何故ウツギさんの属性眼で見つけられなかったんだ?」

 シャクヤクさんは、首を傾げて唸っている。


 実は俺には、火の属性が有ったのかな? などと考えていると、

「もう一度ウツギさんに属性眼で見てもらおう!」

 シャクヤクさんはそう言って、俺を抱いたまま中庭から駆け出した。

果たして、サクラは属性が身に付いたのか!?

次回へ続く!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ