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トレーニング《ハイハイ》開始

 俺が生まれて7ヶ月くらいが経った。


  俺の見た目は、父さん譲りの桜色の髪に、母さん譲りの黄色い瞳をしていて、自分で言うのもなんだが、美形だと思う。


 そして俺は今……高速で城の中をハイハイしている。


「アッ!アッ!ダァー!」

 俺は奇声を発していた。


 俺としては、

「今日も絶好調! 鍛えまくるぞ! おー!」

 こんな感じで声を出してるつもりだよ?


 そんな俺を両親は微笑ましく見ており、世話役の人が追いかけて来る。


「アッ! アッ!」

 翻訳「今日こそ捕まらん! 見せてやる俺の高速ハイハイ!」

 こんな奇声?言葉?を発したものの、

「捕まえました! 私に勝つなんて10年早い!」

 俺は世話役の若い女の子に呆気なく捕まった。


 もっとハイハイさせてくれよ! てか、大人気ない台詞だな! だが、次こそ勝つ!


  翌日も俺の高速ハイハイが城の中を駆け回る。


「アッ! アッ? アッ〜!」

 翻訳「今日こそ捕まらん! 俺を捕まえるんなんて10年早い? 今日はどこ行くかな〜!」


 城の中を駆け回っていると、30歳くらいのいかにも犯罪者みたいな面した男性とすれ違った。


「属性無しのガキか。王族の恥め。」

 犯罪者面の男は、俺に向けて暴言を吐いてきた。


「アッ! アッ! アッ〜!」

 翻訳「赤ちゃんに向かってその暴言! この禿げオヤジ! 見返してやる〜!」

 俺は、禿げオヤジに言い返してやった。


 スッキリしたぜ! 禿げオヤジは、ん?って顔してたけど!


 俺の城中ハイハイは、俺が歩けるようになるまで繰り返された。


  ……なんか、赤ちゃんになった性か妙なハイテンション状態になってきたかな?


 因みにだが、俺は前の世界の知識から超回復の理論を知っているので効率よく鍛えているぜ!

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