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中間試験に向けて みんなでレベルアップ

試験の説明回と試験対策開始の回です。

 俺達が学校に入学して、既に数ヶ月が経過していた。


「お前らも分かっていると思うが、二週間後には中間試験を行う。勿論、座学は無しで実技試験のみだ。試験科目は、魔法の発射速度、魔法の命中精度、魔法の威力、魔法の飛距離、魔法の同時発動数、ゴーレムとの戦闘による実践評価の5つとなる。この結果は、卒業した後の騎士や冒険者としてのランクに関わってくる。いい結果を出せるように各々頑張るように! 王子や王女もこの中には居るが、狙われる立場にいるんだ。自分の身は自分で守れる力を付けるように!」

 ハルジオン先生の言葉をクラスのみんなは、真剣な表情で聞いていた。


 試験内容は、魔法分野に偏っていた。

 まぁ、各々の武器の技術は採点し辛いからゴーレムとの戦闘で採点する方法を取っているのだろう。


 ハルジオン先生の試験説明で、本日の授業は終了となった


 帰りの身支度をしていると、リンドウが俺に近づいて来た。


「サクラッチ。頼みがあるッス。」

 リンドウは、真剣な表情で俺を見ていた。


「どうしたリンドウ? そんなに改まって。」

 リンドウのソワソワした態度に疑問を持ちながら返事をした。


「サクラッチは、毎朝毎夜トレーニングしてるッスよね。……オイラも参加させて欲しいッス!」

 リンドウは、俺に頭を下げた。


「いいよ。」

 俺はリンドウのお願いに即答した。


「ムリッスよね。分かってるッス。オイラじゃ邪魔になることくらい。」

 リンドウは、踵を返して立ち去ろうとしていた。


「おーーい、リンドウ〜、駄目って言ってないぞ。」

 俺はリンドウの肩に手を置いて声を掛けた。


「……マジッスか!? ありがとうッス!」

 リンドウは飛び跳ねて喜んでいた。


「何!? リンドウ抜け駆けすんなよ! なぁサクラ俺も一緒にやらせてくれ!」

 リンドウに先を越されたと、ストックも便乗して来た。


「なっ!? ストックお前だけ狡いぞ! 僕も参加させて貰えないかな?」

 デイジーもトレーニングに参加したいようだ。


「いいよ。トレーニングでへばっても自己責任だぞ?」

 俺とトレーニングして授業を受けられないと言われても困るからな。


「勿論。よろしく頼むよ。」

 デイジーは、直ぐに了承した。


「クロもいるからね。」

 ちゃっかりクローバーも参加するようだ。


「ねぇサクラ。ボタン達も私達のトレーニングに参加したいみたいなんだけどいいよね。」

 アイリスが俺に声を掛けて来た為、アイリスの方へ視線を向けると、カトレア、ボタン、ウメ、アカンサスがいた。


「じゃぁみんなでレベルアップしますか。」

 この日から、俺達みんなでのトレーニングが始まったら。

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